熊本熊的日常

日常生活についての雑記

恥ずかしいこと

2006年05月21日 | Weblog
現金出納帳を記入するのに、コーヒーを飲んだ喫茶店の名前を失念してしまった。グーグルの地図検索で探し出したら、その喫茶店の関連サイトのほかにaskU.comのレビューが貼付いていた。読んでみたら笑ってしまった。的外れで横柄なコメントがいくつもある。何がどう的外れなのか、ここでは書かないが、物を知らないというのは恐ろしい。自分もコーヒー教室に通う前なら、失笑を買うコメントを書いていたかもしれない。そうしたコメントの主のなかには、このレストランレビューサイトに2000を軽く超える数のレビューを寄せている人もいる。たとえ2000のなかの1999は正鵠を得たものであっても、ひとつ間抜けなコメントがあると、その1999のコメントも信頼を失ってしまう。恐ろしいことだ。

知識の化石化、という言葉がある。言語学習において、文法的に間違っていても、意味が通じてしまい、結果として間違いを認識できずにそのまま知識として定着してしまうことを指すのだそうだ。言語学習だけでなく、日常生活においても、誤った知識が誤りのまま定着してしまうことは少なくないだろう。私などは脳が丸ごと化石化しているかもしれない。若い頃なら、周囲の人々は気軽に間違いを指摘してくれるものだ。しかし、齢を重ねるにつれ、意見をしてくれる人は少なくなる。他人に自分の間違いや、耳の痛いことを言われることがないと、自分の言動や行為に問題がないと思ってしまう。それがその場だけのことで済むのならよいが、後々別の場面で大きな恥をかくこともあるだろう。

今は、疑問があれば、それを放置しないよう心がけている。もう手遅れかもしれないが。