熊本熊的日常

日常生活についての雑記

必要なのは電話ではなく電話番号

2006年05月14日 | Weblog
携帯電話の通話料を知らせるメールが届いた。通話もメールも殆ど利用していないのだが、4,000円ほど請求される。転職して1年が過ぎ、携帯の必要度も明らかになってきたので、料金プランを基本料金が最も安いものに変更した。

自分にとっては、携帯も固定も電話の機械的な機能は必要ではない。どうしても電話をしなければならないことなど滅多にないし、重要な用件の電話がかかってくることも稀である。メールに至っては迷惑なものが多いので、発信アドレス指定の設定をしている。

しかし、世の中で生きるには電話番号が必要である。これがないと「信用」というものが得られない。社会というもののなかで生活を送るには自分というものをデータとして認知してもらわなければならないのである。電話番号以外にも、住所、勤務先、血液型、各種履歴、そして名前。こうした記号によって、人は属する社会との関係を表現し、その存在が認識されるのである。

電話を所有するコストは、身分証明書の発行手数料のようなものだ。それなら、一番安いものでいい、と思い、料金プランを変更した次第である。

ところで、ホームレスはどうしているのだろう?