昨日今日と賃貸物件を見て回っている。1月12日付「探索」にも書いたように、今の仮住まいの場所が気に入ったので、この地域で既に2つの物件を内見した。どちらも良いと思うが、もう1件ほど見てみようと思っている。このほかに、帰国前から注目していた地域を2箇所ほど歩き回ってみた。気持ちが既に現在の場所に傾いている所為もあるのだろうが、欠点ばかりが気になって、住んでみようという気持ちが起こらなかった。
2箇所の地域のひとつは、閑静な住宅街である。都心の繁華街に近く、その分、地元の商店街は寂れている。家族で住むには静かな場所というのは良いのかもしれない。なんとなく安心感があり、何事もなければ自分たちの生活の平和を実感できるような気がする。しかし、一人暮らしで、しかも夜勤という生活だと、住宅街というのは自分の住まいだけがブラックホールのような空白のようにも感じられて、かえって落ち着かないのではないかと思うのである。
もうひとつは、しばしばメディアにも取り上げられる古くからの下町商店街周辺だ。今回初めて歩いてみたのだが、メディアに取り上げられることが多い所為なのか、観光スポットのような雰囲気がないわけではない。周囲には歴史上の事件の舞台、著名人の住居跡のようなものも多い。たまにこうして歩くには楽しいが、暮らすとなると果たして快適なのかどうかわからない。また、谷あるいは低地になっていて、なんとなく生理的に違和感を覚えた。ただ、ここの商店街で偶然見つけた自家焙煎の珈琲専門店は良かった。その日に焙煎した豆を使っているので、雑味の少ない、おそらく人によっては物足りないと感じるような味になるのだが、そのぶん豆本来の持ち味が出ている。どのコーヒーも1杯1,000円前後だが、客の入りは良い。聞いたところ開店して4年になるという。主人とのコーヒー談義も楽しく、豆の話をいろいろ伺えるので、そうした付加価値も含めれば1,000円という価格は決して高くはないと思う。たぶん、この町に住むことはないだろうが、この珈琲店にはこの先何度も足を運ぶようになるかもしれない。
帰国して明日で1週間になる。そろそろ住む場所を決めないといけない。何の参考にもならないのだが、つい好奇心で国土地理院の都市圏活断層図などを買ってみたりしている。
2箇所の地域のひとつは、閑静な住宅街である。都心の繁華街に近く、その分、地元の商店街は寂れている。家族で住むには静かな場所というのは良いのかもしれない。なんとなく安心感があり、何事もなければ自分たちの生活の平和を実感できるような気がする。しかし、一人暮らしで、しかも夜勤という生活だと、住宅街というのは自分の住まいだけがブラックホールのような空白のようにも感じられて、かえって落ち着かないのではないかと思うのである。
もうひとつは、しばしばメディアにも取り上げられる古くからの下町商店街周辺だ。今回初めて歩いてみたのだが、メディアに取り上げられることが多い所為なのか、観光スポットのような雰囲気がないわけではない。周囲には歴史上の事件の舞台、著名人の住居跡のようなものも多い。たまにこうして歩くには楽しいが、暮らすとなると果たして快適なのかどうかわからない。また、谷あるいは低地になっていて、なんとなく生理的に違和感を覚えた。ただ、ここの商店街で偶然見つけた自家焙煎の珈琲専門店は良かった。その日に焙煎した豆を使っているので、雑味の少ない、おそらく人によっては物足りないと感じるような味になるのだが、そのぶん豆本来の持ち味が出ている。どのコーヒーも1杯1,000円前後だが、客の入りは良い。聞いたところ開店して4年になるという。主人とのコーヒー談義も楽しく、豆の話をいろいろ伺えるので、そうした付加価値も含めれば1,000円という価格は決して高くはないと思う。たぶん、この町に住むことはないだろうが、この珈琲店にはこの先何度も足を運ぶようになるかもしれない。
帰国して明日で1週間になる。そろそろ住む場所を決めないといけない。何の参考にもならないのだが、つい好奇心で国土地理院の都市圏活断層図などを買ってみたりしている。