先週に続いてヨガに出かける。ヨガを始めたのは2005年12月。当時から身体は硬く、体力もどちらかといえば乏しいほうだった。以来3年4ヶ月の間に加齢は進行しているはずだが、今のところ、顕著に老化を自覚するには至っていない。しかし、時間の経過というのは動かし難いことなので、老化と残存能力の活性化との均衡が守られているということなのだろう。生活をしていると、なにかと厄介な問題に遭遇するものだが、人生の折り返しを過ぎると、問題の無い瞬間のほうが少なくなる。老化の問題を始めとして、目の前にあるさまざまな課題をひとつひとつ解決したり先送りしたりすることに明け暮れるのが、黄昏時の生き方なのかもしれない。
ヨガというのは不思議なものだ。先生の「呼吸を身体全体に送り込んで」という、考えてみれば実に難解な指示を聞きながら、自分なりの能力と解釈で呼吸をしたり身体を動かしたりしていると、そのときはポーズをとるのに必死でも、終わってみれば生まれ変わったような爽快な気分になる。単に気分が良いということではなく、それまでなんとなく不安に感じていたことや、決めあぐねていたことが、なんでもないことのように感じられるのである。勿論、肉体的には厳しい。セッションが終わってからしばらくの間は、自分の身体が分解してしまったかのような感覚を抱えることになる。
ヨガの前には食事をしないことになっているので、セッションが終わってから一日の最初の食事をする。特にこだわりがあるわけではないのだが、教室から駅に至る道筋とか、インドつながりということから、なんとなく恵比寿駅前のTANDOORIというインド料理店に足が向く。世間ではここ1年半ほどの間に飲食店がずいぶん入れ替わったようで、恵比寿・代官山界隈も例外ではない。それでも、このインド料理屋は以前と同じような様子で、今日も店内のあちこちに設置してある液晶画面からは歌って踊るインドの映像が流れていた。
ランチにもチャイがついていたのだが、この後、ヴェルデに寄ってマンデリンをいただく。先日、下落合の山ゆりで飲んだマンデリンは妙に爽やかな味だったが、やはりマンデリンが「爽やか」ではいけないのではないかと思う。強い香味としっかりしたボディが特徴のマンデリンは、それなりにガツンとくる味に淹れないと飲んだ実感が残らない。ここはネルドリップという所為もあるだろうが、かなりしっかりとした味に淹れてくれる。自分の中ではマンデリンに限らずベンチマークにしている店である。ちょうど家にある豆が残り少なくなっていたので、マンデリンを200グラム買って店を出る。
特に用があるわけではなかったのだが、出勤まで時間があったので、タミゼを覗いてみることにした。店に行ってみると、本当に覗くようになっていた。入口に鍵がかかっていて、そのガラス窓にメモが貼ってある。店内を見たい場合には、そのメモに書かれている電話番号に電話をしろというのである。わざわざ開けてもらうには及ばないので、そのドアの窓から店内を覗かせてもらった。初めて来たのだが、なかなか良い雰囲気だった。今度はゆっくりと中を見せていただこうと思う。
この後、日比谷線と丸ノ内線を乗り継いで出勤。これから仕事だというのに、もう一日が終わったような気分である。来週の木曜はヨガではなく、茶道の稽古。今年は第三木曜はお茶の日ということになっている。
ヨガというのは不思議なものだ。先生の「呼吸を身体全体に送り込んで」という、考えてみれば実に難解な指示を聞きながら、自分なりの能力と解釈で呼吸をしたり身体を動かしたりしていると、そのときはポーズをとるのに必死でも、終わってみれば生まれ変わったような爽快な気分になる。単に気分が良いということではなく、それまでなんとなく不安に感じていたことや、決めあぐねていたことが、なんでもないことのように感じられるのである。勿論、肉体的には厳しい。セッションが終わってからしばらくの間は、自分の身体が分解してしまったかのような感覚を抱えることになる。
ヨガの前には食事をしないことになっているので、セッションが終わってから一日の最初の食事をする。特にこだわりがあるわけではないのだが、教室から駅に至る道筋とか、インドつながりということから、なんとなく恵比寿駅前のTANDOORIというインド料理店に足が向く。世間ではここ1年半ほどの間に飲食店がずいぶん入れ替わったようで、恵比寿・代官山界隈も例外ではない。それでも、このインド料理屋は以前と同じような様子で、今日も店内のあちこちに設置してある液晶画面からは歌って踊るインドの映像が流れていた。
ランチにもチャイがついていたのだが、この後、ヴェルデに寄ってマンデリンをいただく。先日、下落合の山ゆりで飲んだマンデリンは妙に爽やかな味だったが、やはりマンデリンが「爽やか」ではいけないのではないかと思う。強い香味としっかりしたボディが特徴のマンデリンは、それなりにガツンとくる味に淹れないと飲んだ実感が残らない。ここはネルドリップという所為もあるだろうが、かなりしっかりとした味に淹れてくれる。自分の中ではマンデリンに限らずベンチマークにしている店である。ちょうど家にある豆が残り少なくなっていたので、マンデリンを200グラム買って店を出る。
特に用があるわけではなかったのだが、出勤まで時間があったので、タミゼを覗いてみることにした。店に行ってみると、本当に覗くようになっていた。入口に鍵がかかっていて、そのガラス窓にメモが貼ってある。店内を見たい場合には、そのメモに書かれている電話番号に電話をしろというのである。わざわざ開けてもらうには及ばないので、そのドアの窓から店内を覗かせてもらった。初めて来たのだが、なかなか良い雰囲気だった。今度はゆっくりと中を見せていただこうと思う。
この後、日比谷線と丸ノ内線を乗り継いで出勤。これから仕事だというのに、もう一日が終わったような気分である。来週の木曜はヨガではなく、茶道の稽古。今年は第三木曜はお茶の日ということになっている。