先日、宇都宮へ出かける折に奇妙な体験をした。住処最寄の駅から池袋に出て、そこから9時59分発の湘南新宿ライナーで大宮へ行き、そこで10時34分の新幹線に乗る予定だった。よくあることだが、その日も湘南新宿ライナーは9分ほど遅延しており、新幹線に間に合わない可能性もあったので、埼京で赤羽に出て、そこから高崎線か東北線のいずれか早く来た電車に乗ることにした。
赤羽では、それでも池袋で乗車予定だった電車が最も早く来ることになっていて10時09分に赤羽を出ることになっていた。駅の構内放送によれば、なおも6分ほど遅延していた。このため、隣のホームに先に到着する10時11分発の特急谷川に乗車した。浦和駅を発車した直後に検札が回ってきて、特急料金500円を徴収された。車掌曰く「この電車は特急ですから」。
特別急行谷川は赤羽を出ると浦和に停車し、その後、大宮に到着する。大宮到着は10時25分、赤羽からの所要時間14分だ。一方、湘南新宿ライナーは赤羽を出発すると、次の停車駅は大宮である。時刻表では同区間の所要時間12分であり、普通列車でありながら、赤羽=大宮間では浦和駅に停車する特急よりも速い。しかし、普通列車なので追加の特急料金等は不要である。
それでは、この谷川乗車によって発生した特急料金は何によって正当化されるのだろうか? 谷川に使用されている車両は185系であり、今では老朽車両に分類されても不思議はないほどのものである。車内は古い車両独特の消毒剤のような臭いもあり、決して快適ではない。所要時間も長く、車両にも特段付加価値があるとも思えないものに、それが「特別急行」だからという理由だけで運賃に割り増し料金が付加されるのは理解に苦しむのだが、何か私が見逃している合理的根拠があるのだろうか? あるいは単にボッタクリが正々堂々と行われるところが「特別」な急行列車ということなのかもしれない。
赤羽では、それでも池袋で乗車予定だった電車が最も早く来ることになっていて10時09分に赤羽を出ることになっていた。駅の構内放送によれば、なおも6分ほど遅延していた。このため、隣のホームに先に到着する10時11分発の特急谷川に乗車した。浦和駅を発車した直後に検札が回ってきて、特急料金500円を徴収された。車掌曰く「この電車は特急ですから」。
特別急行谷川は赤羽を出ると浦和に停車し、その後、大宮に到着する。大宮到着は10時25分、赤羽からの所要時間14分だ。一方、湘南新宿ライナーは赤羽を出発すると、次の停車駅は大宮である。時刻表では同区間の所要時間12分であり、普通列車でありながら、赤羽=大宮間では浦和駅に停車する特急よりも速い。しかし、普通列車なので追加の特急料金等は不要である。
それでは、この谷川乗車によって発生した特急料金は何によって正当化されるのだろうか? 谷川に使用されている車両は185系であり、今では老朽車両に分類されても不思議はないほどのものである。車内は古い車両独特の消毒剤のような臭いもあり、決して快適ではない。所要時間も長く、車両にも特段付加価値があるとも思えないものに、それが「特別急行」だからという理由だけで運賃に割り増し料金が付加されるのは理解に苦しむのだが、何か私が見逃している合理的根拠があるのだろうか? あるいは単にボッタクリが正々堂々と行われるところが「特別」な急行列車ということなのかもしれない。