1月の陶芸個展で小皿を買っていただいた方から、その皿に料理を盛った写真が届いた。ピーマンとシラスを胡麻油で炒めたものだそうだ。私も同じようなものを作ることがある。今のところ食用油はオリーブオイルしか使っていないので、私が作る場合は胡麻油ではない。写真の主曰く、「関根の胡麻油」というたいへん美味しいものだそうだ。どのようなものなのか、近いうちに調達してみようと思っている。ささやかなことではあるが、一枚の皿から自分が知らなかったことを知るというのは、世界がほんの少し大きくなったような気分になるものだ。地道にこうした新しい人やものとの出会いを重ねていけば、いつか自分の人生が唐突に大転換するというようなことになるのだろうか。