古文書は 前に終わった部分でも
もう一度見ると読めなかったところが
読めたりする
そこで終わったところをもう一度取り出し
時々読んでみる
そして時々面白いことに出会える
(此の人の書いたのはほとんどわかる)
上の部分は
谷地町の鍛冶屋が大火を焚いたのを見た人が
火事と見間違えて早鐘(半鐘)を衝き
御家中や御与下の家臣たちが
残らず殿様のお屋敷に集まり
其の後 火事ではないとわかり
皆が帰った‥‥
というものです
谷地町は北家の足軽屋敷が
すぐそばにありました
慌てふためく町の人や
侍たちの様子が目に浮かぶようです