風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「カメラに収めた道端の『晩秋色』=いつもの散歩道から」

2016-11-24 07:44:38 | 日記・エッセイ・コラム

  
  
       
  

 
  

自宅近くの散歩道で草木が彩る「晩秋色」を写真に収めてみました。雑木林と宅地造成後も空き地を中心に歩く30分ほどのコース。住宅の庭木や草花などは除外し、道端の草木に限定してカメラを構えました。

このコースはモミジの仲間は少なく、紅葉より黄葉が目立ちます。
ひと昔前に農家があったことを示す、野生化したお茶の花などにも出会いました。
庭や畑だと「雑草」として抜き取ってしまう草が咲かせた白い花。冷たい風に揺れるタンポポ。葉を落とした枝を赤や黄で飾るヤマイモなどツル性植物の色づいた葉。

「いつもの晩秋の風景」ですが、改めて気づくこともあります。
かつて大繁殖し、駆除活動に躍起になっていた外来種のセイタカアワダチソウです。ひところの勢いはとうに消え、見落とすくらいです。
地中の養分を吸収し尽くしたからとか、自らが持つアレロパシーという他の植物の成長を抑制する成分が自らに作用しているとか言われていますが、在来種の草が抵抗力を持って盛り返してきたせいもあるのかな、と想像を巡らしました。

数本のセイタカアワダチソウが、ススキなど在来種の草に覆いつくされそうになった風景も。今度はススキ対策が課題になっていることが理解できました。


野生化した茶ノ木の白い花
 

 


かつては勢力を誇ったセイタカアワダチソウが、ススキなどに追いやられています