リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

妻に運転(と生活言語)を教えるなかれ

2014年04月01日 | 日々の風の吹くまま
快晴でまさに春爛漫。ライラックのつぼみも伸びて来た。春うららに誘われて、今日もスロー
ペースで行こうと思ったら、終業時間間際の駆け込み仕事。まあ、仕事がぽつぽつと入る
のもスローなうちかな。ま、仕事を始める前に小町横丁を散策。

英語人と恋愛中だけど単純な会話ができるだけで、その拙さをメールで補完しているという
40前後の女性。言葉は国際結婚の「永遠の悩み」だけど、恋をしているときは(特に相手
の言葉での)会話のもどかしさが逆に恋心を燃え上がらせることもあるだろうな。ま、ロミオ
とジュリエットのように、「障害」の多い恋ほど熱く、激しく燃え盛るのが世の常ということか。
でも、恋愛中はそれも楽しいけど、結婚したら毎日一緒の日常。何だかんだと言葉を交わし
て決めなければならない生活の諸事が止め処もなく発生するから、言葉の拙さがもどかし
さになり、苛立ちになって、人種や文化の違いとは比べられないほど深い「溝」を掘ることに
もなり得る。だけど・・・。

留学なり何なりで英語圏に行けば英語が上達すると考える人、結婚相手が英語人ならマン
ツーマンで英語を教えてもらえると思う人は多いようだけど、現実は大違い。「結婚は生活」
と言われるように、英語先生と生徒をやっているヒマはない。北米には「妻に車の運転を教
えるな(離婚への近道だから)」という言葉があるけど、生活言語もその通りで、要するに、
配偶者に何かを教える(先生になる)ということは、本来対等なはずの夫婦が一時的にせよ
師弟の「上下関係」にならざるを得ないからかもしれない。

実際に、カレシがワタシの英語先生だったことはないな。ワタシの言ったことがわからないと
きは言い方を変えて(こういうことか?と)聞き返して来たけど、そうそう!と言えばそのまま
会話が進んでいた。ま、元から教えるつもりもなかったんだろうけど、遊びのレベルで互い
の言語を教え合うのはいいとしても、日常の家庭運営のために「教える」のはリスクを伴うと
思う。生活の場は英会話教室じゃないから、恋愛中にがんばって習得するのが一番かもし
れないな。そう言えば、昔カレシに車の運転を習い始めたとき、初回からけんかになって、
結局は運転学校のレッスンを受けたっけ。「汝、妻(夫)に運転(と生活言語)を教えるなか
れ」って、もしかして「十一戒」・・・?