良いのか、悪いのか、どっちかにしてよ

夜来の雨が上がって、白い雲の切れ目から目の覚めるような青空。キッチンの窓から見え
る桜並木は、先週はまだ５分咲きくらいだったのに、もう満開を通り越して、ちらほらと散り
始めている。我が家の裏庭のパティオの「ふるさと桜」も、去年は１０個もあるかないかのさ
びしい「お花見」だったのが、樹木のドクターにゆっくりと効くという肥料をポンプで施肥して
もらったおかげで、今年はこの通り↓

　　　　　　　　　　

せいぜいワタシよりちょっと背が高い程度だから、まだ桜吹雪の下で花見酒とは行かない
けど、これから先が楽しみだな。

ニュースを見ていたら、どこかの誰かが、現代人は塩分（ナトリウム）の取り過ぎではない、
成分表に表示されている１日の推奨量の２倍でも健康に害はないという研究結果を発表し
たという話。あ～あ、塩分よ、お前もか。減らさないと寿命が縮むと脅かしておいて、今度は
倍でもオッケー？今さら何なんだ。最近は、成人は動物たんぱく質不足かもしれないという
研究発表もあったし、日常食の何もかもが悪者になったり、健康食になったりで、何それは
危ない、あれを減らせ、これをもっと食べろと、何だか学者が食生活を振り回してような感じ
がする。

まあ、心配性の人ほど、玉石混交の情報の洪水に翻弄されて、何が健康（やダイエット）に
いいと聞けばそれっと飛びつき、何が危険と聞けば即刻嫌いになるみたいだな。それで幸
せならそれに越したことはないけど、もっと心配性で自分自身の判断に不安がある人は、
みんなで赤信号式に他人を巻き込もうとする傾向があるな。もしも健康に悪いと敵視してい
たものが実は健康に良くて「反老化作用」があると発表されたら、どうするんだろう。日本で
は糖質制限とかいうのが人気らしいけど、北米では「グルテンフリー」が大ヒットで、新たに
「砂糖」が健康の敵として浮上中。まあ、そのうち何でも好きなものを適量ずつ食べるのが
最高の健康食という研究発表が出るかも・・・。