リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

偉い人ほど見かけによらず偉い

2014年04月24日 | 日々の風の吹くまま
今日は運転免許証の更新にダウンタウンへ。医療保険証ードと統合できることになって、持
ち歩くカードは少ない方がいいので両方持って行った。整理番号をもらうのに行列して数分。
免許証と保険証が互いに2つ目のIDになって処理は簡単。順番を待つこと10分ほど。「免
停や取消しはないですね」。ないです。「州外の免許はありますか」。ないです。「特に持病
などありますか」。ないです。「では、ここにサインして」。次はおすましの写真をパチリ。普通
は75ドルなのにシニアは何と17ドル!黄色い暫定免許証の紙をもらって、更新は数分で
あっさり完了。

夕食のテーブルで、急にカレシが「ゆうべの集まりで思ったんだけど、経歴とか金とかすご
い人の方が人間がいいね」。へえ、そう?肩で風を切って歩いてる人、男女共にどこにでも
いるけど。「そういうのは見ればすぐに分かるよ。でも、ほんとにいい人はちょっと見にはど
のくらい偉いのかわからないんだよ。肩に力が入っていないというか、何か普通の人間なん
だよね」。へえ、普通の人間ねえ。「そう。それで話してみるとやっぱり普通にいい人でさ、何
となくもしかしたら?と思ったりしているうちに弾みですごい人だとわかって、こっちが仰天す
るんだよ」。

まあ、そういう「本当に偉い人」はそれがあたりまえだから自慢しないし、自分に満足してい
るから他人を貶してまで上に立つ必要もないし、他人と優劣を競う必要も感じないから自然
に鷹揚でいられて、誰にも「気さくな(普通の)人」に見えるんだと思うな。裏を返せば、いくら
肩書や資産がすごくても、他人に自分を肯定してもらわなければ安心できない人は、他人
に自分のすごいところを見せつけて「すごい!」と感心してもらうことで「認められた」と安堵
するのかもしれない。そこに自分よりもすごそうだと思う人が現れたら、自分は捨てられる
のではという不安が募って、もっと目立たなければと足掻くのかもしれない。

贅沢三昧を尽くしてもちっとも幸せじゃない金持がその典型かな。そのとき、そのときの「自
分の気持」がわからないのかもしれないけど、何だか疲れそうな生き方のように見える。ま、
行き着くところはやっぱり「自分」なんだろうね。ご飯を食べながら禅問答みたいな会話をし
て、カレシはボランティアの慰労会?に(しぶしぶ)出かけて行った。感謝されたらすなおに
喜べばいいのに・・・。