リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

幸運な「たまたま」の結び目

2014年05月29日 | 日々の風の吹くまま
雨模様で、正午の温度は11度。5月の終わりにしては寒すぎる。カレシを英語教室に送り
出して、メールをチェックしたら、やった、仲良しのJ子と東京で会える。小学校から中学1年
までクラスだった幼友達。おととしは釧路の彼女の家に泊まってふるさとを堪能したけど、
今年は行けないので、埼玉に住む仲良し同級生のR子にもしかして東京まで来てくれるか
なあと聞いてみたら、「たまたま」群馬に住む娘に会いに行くつもりだったのを急ぎ予定変更
して、東京に寄り道してくれることになった。

さっそく、R子に私達のホテルに部屋を取ってJ子に東京の休日をプレゼントしようよと提案。
R子夫婦に私たち夫婦とJ子で高層ホテルからの夜景を楽しみながらの夕食の後、2人の
部屋で心行くまでおしゃべり。次の日はホテルで朝ごはんをしたら、J子が群馬に行く前に
一緒に遊ぶ時間もありそう。2人とも小学校に入学して「たまたま」同級生になって、それか
らかれこれ60年。音信が途絶えていた長い空白もあるけど、今は会えば放課後にランドセ
ルを放り出して遊び場に集まった子供みたいになる私たち。

先日カレシが「たまたま」ほぼ50年ぶりに見つけた元カノ(というか「友達以上恋人未満」)
のダイアン。メールが忙しく行き来して、明日電話をすることになった。「いたずらっぽくて、
ユーモアが鋭いところは昔のままだ」とカレシ。十代で「未婚の母」になった彼女、その後は
大学で教育学の学位を取り、フランスに留学して学位を取り、60歳目前で修士号も取って、
教育活動や文筆活動、政治活動で毎日が多忙というから、すんごいバイタリティ。今の夫氏
との間に娘がいて、孫もいて、おまけに今年初めに息子に孫ができて、65歳で「ひいおば
あちゃん」になったというから、言うことなしにすごい。明日が楽しみだなあ。

カレシがしんみりして曰く、「50年も60年も経っても昔と変わらない友達もいるんだなあ」。
そりゃあいるでしょ。幼な友達はどんなに年をとっても絆は変わらないと思うし、意図的に疎
遠にしたんでなければ青春時代の友情も同じだと思う。長い年月の後で「たまたま」再会し
てすぐ昔に戻れるのは、宇宙には不思議な力が働いていて、人の縁や時代の糸が「たまた
ま」幸運な結び目を作ったということじゃないのかなあ。生きているのっていいもんだと実感
する瞬間だと思うなあ・・・。