リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

国籍をどうするかって?

2014年05月13日 | 日々の風の吹くまま
今日は暑い。7月の陽気だそうで、いや、暑い。と言っても22度くらいだけど、バンクーバー
はこれで「夏日」だから、やっぱり暑い。三連休の週末には平年並みに戻って雨が降るそう
だけど、とりあえずシーツ類をフランネルから肌に涼しいパーケールに変えてから、もう少し
のところまで来ていた仕事をさっさと片付けて納品。後は「無職」モードでのんびり・・・。

「国際結婚したら国籍は?」というのは、異国小町の古くて新しい悩みのようで、最近はたい
てい「老いた親の介護問題」とセットになっている感じがする。親が介護を必要としても、外
国籍では日本に長期滞在できないと思い込んでいる人が少なくないけど、実は日本政府は
「元日本国民」にはわりとすんなり長期滞在ビザを出すんだけどね。ただし、きちんと日本に
国籍喪失届を出していればの話。逆に、日本国籍のままで長期滞在すると国によっては永
住権が消滅して帰れなくなることもある。外国の国籍になってもその届出をしないで「幻」の
日本国籍を保っている人にはどっちも問題だろうな。

子供に日本国籍を持たせるために国籍を変えないのはわかるな。昔は父親が日本国籍で
なければ子供は外国人だったけど、法律が変わって父母のどちらかということで、新たな
「国際結婚の悩み」になったんだと思う。たしかに外国籍になれば日本人でなくなるけど、そ
れは「日本国民」でなくなるだけで、民族としての日本人を「やめる」ことはできない。でも、
日本人はその区別がないらしいから、ワタシは多民族国家カナダに国籍を置く「カナダ人」
であると同時に日本人の両親を持つ「日本(民族)人」だと言っても、「国籍=単一民族」と
思い込んでいる日本の人には理解されにくいのかもしれないな。

まあ、国籍でも戸籍でも帰属意識は人それぞれなんだけど、日本人の「日本人であること」
への思い入れの強さは信仰に近いと思えるくらいだから、イスラム教徒がイスラムを絶対視
するように、「日本人であること」は絶対なのかもしれないね。つまり、日本人が外国籍にな
るということは、キリスト教徒がイスラム教に、イスラム教徒がキリスト教に改宗するような、
ある意味で裏切りということなのかな。そういう観点から見ると、外国籍取得に対して出され
る反対・拒否意見の心理的な根拠がわかって来たような気がして来た。

思いつきでお祝いディナー

2014年05月13日 | 日々の風の吹くまま
2人が一緒になって満39年の「記念日」のきのうは、もう少しで終わりそうな仕事をさぼって、
ちょこっとご馳走を作ってお祝い。フリーザーをかき回して適当に選んだ材料で、思いつくま
まの「ちょこっとご馳走」。

     
ムール貝のガーリックバター蒸し。すでに調理して冷凍したものだから、解凍せずにバター
とにんにくでさっと蒸し煮するだけ。殻の大きさの割には身が小さいのは二度火を通したせいかな。

     
シーバスの塩焼き、グレープフルーツソース。カレシが朝のオレンジジュースに混ぜるつも
りで絞って余ったのを小瓶に入れて冷蔵庫においてあったので、シーバスに塩と胡椒だけ
を振って、山羊のバターで焼いたところへグレープフルーツジュースをジャッ。あめ色になっ
たのを、炒めたほうれん草と赤ピーマンの上に乗せたシーバスの上からかけ回してみたら、
これが意外といい。山羊のバターにはほんのり独特の風味があるし、ほうれん草にはかん
きつ類が合うしね。

     
ボタンエビとししとうのてんぷらにホッキ貝の炊き込みご飯。フライヤーの油の温度があまり
上がらないので、てんぷらは難しい。まあ、即席の天つゆに山椒を振った大根おろしを添え
て、これで何とかメインコース。

     
「ご馳走を作るなら、オレがデザートを作る」と、カレシが腕まくりして作ったのはフルーツサ
ラダ。すいか、オレンジ、りんご、バナナ、キウィをリモンチェロたっぷりでマリネート。この前
はシャンボールを使ったけど、リモンチェロもさっぱりしていていいね。

これでけっこうおなかがいっぱい。39年前の初めての一緒の夕食は何を食べたんだろうと
いう話になったけど、おぼえてないなあ。着いたばかりのワタシが何か作ったんだっけ?ま
あ、切りの良い満40年の来年のお祝いはありあわせじゃなくて、ちゃんとご馳走の計画を
立てようね。