リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ワイン6種類でとうとう沈没

2014年05月23日 | 日々の風の吹くまま
ゆうべはArts Clubの招待でワインとのペアリングを楽しむディナー。ちょっとおめかしをし
て、地下鉄でダウンタウンまで。レストランはイェールタウン駅から歩いて5分ほどのウォー
ターフロント。この一帯はお高い高層マンションが立ち並んでいて、お高い有機食品のスー
パーがあって、遊歩道にはヨガウェアに身を包んでジョギングする人、サイクリングをする人
がぞろぞろいて、マリーナにはボートやヨットがゆらゆら、というファッショナブルなところ。

レセプションはスパークリングワインで。ガメイノワールだけど色はロゼ。ちょっとおとなしい
けど、おしゃれな感じだから日本で受けそうかなあ。みんながテーブルに着いたところで、ワ
インマスターからペアリングしたワインの説明があって、ワイナリーの代表の紹介。内陸部
のオカナガン地方を中心とするBC州のワイン産業はまだ若いから、作っている人もかなり
若い。ワタシとしては(贔屓目をつむっても)カリフォルニアよりも上質のワインが増えて来た
と思う。最初のコースはアスパラガスとワタシの大好物のフィドルヘッド(日本名は「こごみ」
というらしい)とモレルに山羊のチーズの温サラダ。ソヴィニョンブランにセミヨンを10%だけ
ブレンドしたというワインがことのほか気に入った。

続いてギンダラにワインはシャルドネとピノグリの2種類。ワタシの向かいのすごい美人が
シャルドネを作ったワイナリーの販売部長で、昔好きだったシャセラスはもう作らないのかと
いう話(ブレンドがある)から、ナイアガラの大手ワイナリーの本の日本語版の翻訳がひど
かったという話になり、いつのまにかHPの日本語ページを点検してあげることになった。
次の肉はビーフのヒレ。ワインは若い夫婦が作っているシラ。これもオーストラリアのシラズ
に比べると「性格がいい」という感じ。最後はラズベリーとチョコレートのポドクレームにポー
トワイン。6年物で若いけどいい味。ワタシが来た頃はお話にならないしろものだったBC州
のワインもついにここまで来たかという感じで、そのうちアジアに「発見されて」高嶺の花に
なるんじゃないかと心配になって来た。

サイレントオークションでドイツのシュピゲラウのすてきなワイングラス6個セットを射止めて
意気揚々と帰って来たけど、6種類のワインを大きなグラスで飲んだもので、夜中を過ぎる
頃には沈没。二日酔いはないけど、何と10時間も寝てしまった・・・。

エアコン、再稼働

2014年05月23日 | 日々の風の吹くまま
きのうは午後1番にちょっとイケメンの若いお兄ちゃんがエアコンを見に来てくれて、原因は
プラグが少々錆びていて屋外コンセントとの接触不良。「汚れてますねえ」と、屋内機、屋外
機もカバーを開けてこびりついた汚れを溶かすというスプレーで掃除してくれた。帰りがけ
に、「室内機のフィルターは洗剤にしばらく浸けてから洗ってよく乾かして入れてくださいね。
入れる方向わかりますか?」わかりますっ。だって、フィルターの枠に「マエ」とか「押す」とか
日本語で書いてあるんだもん。(とりあえず、古い歯ブラシを持ち出してフィルターの掃除。)

表示が日本語ということは、あの頃はまだ英語表記の部品を作るほど輸出していなかった
ということかな。英語の説明書は思いっきり日本的なイラスト入りで「日本で印刷」と書いて
あるから、ほんとに「日本製」なんだろうね。(今は日本の有名ブランドでも製造地も日本で
あることの方が珍しい。)よく見たら、東京本社の住所と一緒にテレックスの番号があった。
ファクスの普及で姿を消したから、今どき「テレックス」を知っている人はいないかもね。北米
では30年くらい前まではどこにでもあったから、アジアでもけっこう最近まで使われていた
のかもしれない。(カナダで最初の職場で見よう見まねでテレックスの操作を覚えて、その
後の転職に重宝したっけ・・・余談だけど。)

日本式のスプリットタイプのエアコンは、温風暖房のようなダクト工事が不要なので「ダクト
レス型」と呼ばれてそれなりに普及して来ているけど、20年前は市内に1社だけ三菱電気
のものを輸入する業者があって、取り付けられる業者も提携している1社だけというくらい珍
しかった。まあ、バンクーバーは元々夏は涼しくて乾燥しているから蒸し暑さとは縁がなくて、
夏そのものも短いから、窓にはめ込む安くて簡単なタイプ(コンプレッサと一体だから音がう
るさい!)で間に合っていたというのが真相だろうな。

お兄ちゃんに、あと1年や2年はもつかしらと聞いてみたら、「かも、ですね」。はあ、かも、ね。
何にだって寿命と言うものがあるし、そろそろ買い替え時ではあるんだろうな。秋に屋根の
葺き替えをするついでにマイクに取り替えを手配してもらおうか・・・。