goo blog サービス終了のお知らせ 

リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

想像力って何なんだ?

2014年05月02日 | 日々の風の吹くまま
いつも2人揃ってだらだらするのが金曜日。特に今日は、カレシは外が暑いからとだらだら。
ワタシは日本がゴールデンウィークで仕事が飛び込んでくる心配がないし、手持ちの仕事
は納期が10日くらい先だからとだらだら。ひとつの部屋に一緒にいて、それぞれに好きなこ
とをしてだらだらの午後。ときどき席を立った「ついでに」ちょっかいを出したりするけど、ほ
ぼ40年選手の夫婦には、互いがそばにいるとわかっているだけで十分という感じ。私たち、
平和だってことだよね。

FBにリンクされた某ブログの「ロボット」に関する記事を読んでいて、日本企業は「全般に
ハード重視でソフトを軽視してきた経緯がある・・・」というくだりで、有道氏が言う「想像力が
足りない故に共感力に欠ける」という観察とつながるものがあると思った。ハードは目に見
える「具体的なもの」で、ソフトは具体的な形として目に見えない「抽象的なもの」。ハードは
目の前に厳然として存在するから、集団の誰が見ても同じに理解されて、誰もが納得する
(あるいは要求する)「完璧」を追求しやすい。日本人の「ものづくり」の職人芸のすごいとこ
ろは世界が認めているしね。

日本人の思考はかなりビジュアルだと思うんだけど、ビジュアルと言っても自分の外に見え
るものと内に見えるものとがあって、「ものづくり」は外に見えるものに対する思考だと思う。
外に見えるものは色、形、触感といった具体的な属性が明確で、それを見たり、触ったり、
動かしたりして「どう感じるか」という基準で判断できるから、自分の好き嫌いや良し悪しを
理解しやすい。一方で内に見えるものは、アイデアなどのような具体的な形がないものを頭
の中で「イメージ」として「見る」もので、見ようとしなければ何も見えないから、当然理解でき
ない。

つまり、具体的な形のない事象や概念を脳内で「イメージ」として可視化して理解するプロセ
スが「想像する」ことだと思う。じゃあ、「想像力」って何なんだろうな。思うに、人間には「理
性」、「知性」、「感性」といった要素があるけど、理性と知性だけで感性がなければただの百
科事典だから、少なくともこの3つの要素をうまく組み合わせて、経験や記憶を加味して見
えないものを見る能力かな。でも、あまり現実離れしていたら想像の域を超えて、夢想、空
想、妄想の域に踏み込んでしまいそう。じゃあ、どこで線引きしたらいいのか・・・?