リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

レリゴー論争はレリゴー

2014年05月14日 | 日々の風の吹くまま
まだ平年より暑めなので、クーラーの運転を始めようと思ったら、あら、うんともすんとも言
わない。前に修理を頼んだ人は廃業してしまったようなので、工務店のマイクに泣きついて
取引先の業者に連絡してもらったけど、まあ、20年だから、買い替え時なんだろうねえ。人
にもモノにも寿命ってものがあるんだし。

小町横丁でまだ「レリゴー論争」をやっていたので、おもしろ半分にオリジナルを聞いてみた。
知らなかったけど、『アナと雪の女王』と言うのはディズニーの『Frozen』というオスカー受賞
のアニメーションの日本題だったんだ。(日本題には原題の「Frozen」の意味合いがまったく
ないけど、そこが英語のニュアンスを訳す難しさ。)なかなかいい歌だけど、争点?の「Let it
go」のところは「レリゴー」には聞こえなかった。どんな風に聞こえたかと言うと、「Let it go」
と聞こえたとしか言えない。ワタシの耳、英語は英語にしか聞こえないということかな。

でも、日本人の耳に「レリゴー」と聞こえてもぜんぜん不思議じゃないと思う。まず英語では
単語をそれぞれ切り離して発音しないから、Let it goならLetitgoになる。カタカナ語にする
と「レティゴー」かな。でも、中に挟まったTは舌が滑って強く発音されない。一方で、日本語
のR(ラ行)はDかTの要素が混じった発音なもので、letitgoのtiはリ゛に聞こえるというし
くみかな。(日本語ではラ行に濁点はつかないけど、音としてはそんな風な感じ。)日本語と
英語では基本的に舌の使い方が違うので、同じ文字でも違って聞こえてあたりまえだから、
カタカナで「rerigo」と歌っているのを聞くと、(日本語にはLがないから)英語耳には「デディ
ゴー」に近いように聞こえるかもしれない。

いつものことだけど、こと英語となると、ネイティブはああだ、こうだと(しばしばあやふやな)
薀蓄を傾ける人や英語の「正しい発音」について(英語の発音を正しく表現できない)カタカ
ナで説明しようとする人がたくさん出て来る。日本人の英語が日本語訛りでどこがいけない
のかと思うけど、日本人の英語に対する思い入れはすごい。ま、Let it goには(こだわりや
負の感情を)思い切る、捨てる、忘れるという意味もあって、ヒロインがLet it goと歌うこと
で原題の「Frozen」の意味が生きて来るわけ。日本語版では「ありのままで」という歌詞だ
そうだから、レリゴーに聞こえるんだったら、ありのままにレリゴーと歌えばいいじゃないの。
レリゴー、レリゴー!