リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

近頃のセレブは謝罪ブーム?

2014年05月17日 | 日々の風の吹くまま
夕食をしながらテレビのニュースを見ていたら、セレブの「謝罪ブーム」みたいな話をしてい
た。そういえば最近やたらと芸能界やスポーツ、メディアのセレブたちの謝罪が多いなあ。
ふわっと浮かんだことを手軽に発信できる手段が氾濫したおかげで思考が緩んだのか、と
にかく不用意な失言をしては「アイアムソーリー」。まあ、手軽に失言できる手段のおかげで、
誰でも他人の言葉尻を捉えては同じ手段を使って「謝罪しろ」と手軽に要求でるようになっ
て、それをSNSの群集心理が煽るからかもしれない。何だか北米も小町横丁に似てきた
ような・・・。

日本で事故や不祥事が起きるたびに記者会見で企業の幹部が並んで、フラッシュを浴びな
がら(せぇ~の)「ごめんなさぁ~い」とチンシャする風景が外国のメディアにも流れたから、
「そっか、ああやってソーリーと言えばいいのか」ということになったのかもしれない。テレビ
ドラマの一場面か、PRマンのような男が「謝罪に誠意なんかいらねぇんだよ。謝っちまえば
いいんだ」と言っている映像には笑ってしまった。謝罪は重みのある行為だと思ってたいけ
ど、何ともまあ軽くなったもんだね。日本ではそのうちにスキャンダルを起こした若いセレブ
が「さぁせぇ~ん」なんてシャザイするようになるかもしれないな。

空涙でも何でもとにかくしおらしく謝罪したら、謝罪を要求した方は気分がすっきりするんだ
ろうか。小町ではよく不倫男の奥サンがダンナを土下座で謝罪させたと報告しているけど、
その夫婦が元の鞘に納まったのかどうか気になるところ。だって、ダンナは内心で「土下座
すりゃいいんだろ?謝罪すりゃいいんだろ?(今に倍返ししてやる!)」と思っているかもし
れないし、奥サンの方も、思い出してはつらくなると小町横丁で嘆いているところを見ると、
ダンナに土下座させて謝罪させても始末書を書かせても、気持がすっきり晴れたわけでは
なさそうな印象なんだもの。

いろんな失言セレブの(かなり白々しい)謝罪風景を見ながらのひとりごと。ワタシは謝罪を
要求しない。謝るかどうかは相手に任せて、ワタシは自分のためにどうしたいかを考える。
だって、心から悪かったと思って自発的にする謝罪でなければ、何も癒しはしないし、誰に
も良いことはないから。はて、妙に沈思黙考の表情になったカレシは何を思ったのか・・・。