リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

恋女房も古女房になると・・・

2015年06月02日 | 日々の風の吹くまま
なぜか肌寒い朝(といってもほぼ正午だったけど)。今日はまず銀行とモールへひとっ走り。
寄付する本を何冊も入れたトートバッグを担いでいたら重くて腕がしびれてきた。地下鉄駅
のそばに慈善団体の寄付ボックスが何個も並んでいて、その中の「本」のボックスに全部入
れて、モールまで歩くかどうか思案。ごく緩けど上り坂なので、ぐうたらして一駅だけ地下鉄。
銀行に行って、モールでCrate & Barrelをのぞいて、スーパーで今日と明日の食材の魚と、
カレシに頼まれたトマトとオリーブを買って、また地下鉄。それでも駅との間の往復で30分
歩いたから、いい運動。

工作室を片付けていたカレシ、ガラクタを集めて自分出ごみ捨て場に持って行くのは非効
率的だから、廃品回収業者に任せることにしたと言い出した。あはっ、それ、ワタシが前か
らちょこっとカレシの耳に吹き込んであったアイデア。ルーフデッキに置くプランターについ
ても、サラダ用の摘み菜を栽培するだけだから扱いやすい小さいサイズにする言い出した
のも、元はやたらと大きなプランターを計画して、大きすぎてルーフデッキに置けないかもし
れないと心配し出したときにちょこっと示唆したアイデア。でも、カレシはいたくご満悦・・・。

何しろカレシの耳は「聞かない耳」で、おまけにワタシの天の邪鬼に輪をかけたへそ曲がり
と来ているから、下手にああしたら、こうしたらと「アドバイス」しても即座に「ノー」、「ダメ」、
「ムリ」と却下されるのがオチ。そこで思いついた苦肉の策がこの「吹き込み戦術」。要は、
「アイデア」をさりげなくサジェスチョンするだけにしておくと、そのうちにカレシの方でそれを
「思いついて」くれるから、そのときに「あら、いいアイデアじゃないの」と持ち上げて、実行し
てもらえば、波風を立たせずに円滑な「家庭運営」ができるというわけで、成功率は80%く
らいかな。

引っ越し大作戦の過程でけんかの度に「おまえは独断的過ぎる」と非難して来たカレシだけ
ど、今は(家事は女の仕事と思い込んでいたようで)何もかもサポートなしで丸投げしていた
から、いきなり異国での家庭運営を任されたワタシはひとりで自分なりに考えて決めざるを
得なかったんだとわかってくれたらしい。まあ恋女房だって40年も家庭を切り回して来たら
悪賢い古狸になるということ。逆に蝶よ花よと大事にされていたら今のワタシはないと思う
から、カレシの怪我の功名ってことでいいんじゃない?