リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夢のマイホームにも高密度化の波?

2015年06月17日 | 日々の風の吹くまま
きのうはバリバリと仕事。今日も退屈な内容だけど微妙にめんどくさい仕事と午後いっぱい
格闘。やれやれ、どうしてこういうときに限って「仕事モード」になっちゃうんだろう。仕事を減
らすと互いにコスト高になるから、月ごとの請求の代わりに「run a tab(つけ)」でやろうと提
案したのに。リスクを負うのは取り決めた額を超えるまで請求しないワタシの方なんだけど、
早く「しきい」に達するようにもっと仕事を送ってあげなきゃ~なんて思っているんじゃないだ
ろうなあ。少しのんびりしようという思惑が外れたのかな・・・。

中国が元の国外持ち出し規制を緩和することにしたそうで、そうでなくても過熱どころじゃな
いバンクーバーの住宅市場がさらに燃え上がると懸念されている。そろそろバブルが弾け
ると言われ続けて10年以上になるけど、メトロバンクーバーの戸建ての平均価格は5月も
前年比16%上がって、1億4千万円。バンクーバーのウェストサイドでは価格帯の真ん中
がさくっと2億8千万円だそうで、いったいどんな人が買うんだろうな。市内に建てられる戸
建てはとうに建て切ってしまっている上に、その戸建てが市の高密度化政策のおかげで減
る一方だから値上がりが止まらないんだと思うけど。

家の明け渡しまであと2ヵ月。若夫婦が建てる「夢の家」も完成した瞬間に2億円くらいの市
場価値がつくんだろうな。いや、建築条例が変わって25%も広い家を建てられるようになっ
ているし、裏のガレージの上に賃貸用のレーンウェイハウス(市が賃貸戸数を増やす目的
で推奨中)も建てられるから、2億5千万円は行くかも知れない。いくら低金利でもローンの
返済は気が遠くなりそうな額だろうけど、ベースメントにも貸室を作れば家賃収入で大半を
賄える。それでも、地下鉄沿線再開発の対象地域が第3期では道路の向かい側まで拡大
されたから、せっかくの夢の家もやがては高密度化の波に飲み込まれる運命にあるかもし
れないな。5年先と言うことはまあないにしても、10年先か、15年先か・・・。

ワタシが来た40年前はおっとりして垢抜けなかったバンクーバーも、今やロンドンやニュー
ヨークのような都市と肩を並べたつもりなのか、ちゃらちゃらとセレブ気取りで、不相応にプ
ライドの高い若い女のような感じがする。ま、40年前のあの垢抜けなさが残っているニュー
ウェストミンスターの市民になっておっとり暮らせる日ももうすぐ・・・。