リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

娘は父を想い、息子は母を想うものなの?

2015年06月21日 | 日々の風の吹くまま
ああ、くたびれた。きのうはカスタム家具の発注に1時時間早起きして遠出したから、まあ、
「一働一休」というところ。でも、新居の明渡しを受けて、「家なき子」状態を解消するまであ
と1ヵ月。あと1ヵ月かあ。仮契約をしたのが3月の末で、本契約が成立したのが5月半ば。
いやはや、時間の足の速さと来たら。ほんとは一働一休なんてのんきなことを言ってられな
い状況になりつつあるんだけど・・・。

カレシは「息抜きする」とプランター作り。まずドリルが見つからないとひと騒ぎ。何のことは
なくて、切り揃えて積み上げた材料の後ろに隠れていただけ。丸鋸でじゃ~っと切って、ドリ
ルでじゃじゃっとネジ用のパイロット穴を開けて・・・と、けっこう順調だったけど、「ドリルビッ
トが抜けない」と遭難信号。長年放置されて乾燥して堅くなった木材だから、節の辺りに固
まったヤニに当たったのか、ドリルを逆回転しても、プライヤーで捻って緩めようとしてもびく
ともしない。困った挙句にのこぎりでビットの周囲に切り目を入れてから揺すってみたら、ス
ポッ。ああ、やれやれ・・・。

カレシのドリル探しやビット抜きで機先を殺がれたワタシは「休養日」を決め込んで、ネット
散歩。今日は父の日。小町にほろりとするような亡くなった父を思う娘の「独り言」トピックが
上がっていて、それに対して書き込まれる亡き父への思いも同じくほろりとさせる。ワタシの
父も他界して23年になるけど、今でもいつも思い出す。父より10年早く他界した母のこと
はあまり思い出さないのにね。東京の病院に駆けつけたときはもう父と話をすることができ
なかったけど、それは母が逝ったときも同じだった。駆けつけて、そのまま葬式。臨終に間
に合ったのが、海の向こうへ飛び立ってしまった娘のせめてもの親孝行だったのか・・・。

長女なのに家を出るまで甘ったれのお父さん子だったワタシ。幼いときにいつも負ぶってく
れた父の背中の感触と匂いが今でも鼻の奥に残っているような気がする。縁あって結ばれ
た父と母がいたから、ワタシが今こうして生きているのに、いつまでも母よりも父の方をよく
思い出すのはなぜなんだろうな。娘というのはそういうものなんだろうか。もしも息子として
生まれていたら、父よりも母のことを思い出すんだろうか。カレシはあまり亡き父親のことを
話題にしないな。父と娘、母と息子・・・親子って不思議な関係なんだなあ。