リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

招待されてロックミュージカル『ゴッドスペル』に

2015年06月18日 | 日々の風の吹くまま
久々に雨の予報。ちょっと気温も下がったみたいで、タイマーでエアコンが始動して寒くなっ
て来たのでオフ。バンクーバーあたりではもう2週間以上雨が降っていなくて、早くも夏の水
不足を心配して、芝生の散水制限の時期を延ばそうという話もある。大丈夫かなあ。

カレシが英語教室から帰って来るまで、大きなゴミ袋を手に家中を回って、市のゴミ捨て場
に持って行くしかないものをまとめる作業。おもちゃの類やひっくるめてknickknackと言う
装飾小物は潔く断捨離だな。この年でピカチューのぬいぐるみも何もないもの。大きいのは
ヴァルの孫娘にあげることにして、後はぜんぶごみ袋行き。よくもまあごちゃごちゃあるもん
だと感心するけど、あることさえ忘れていたものはみんなゴミ袋にポイッ。どこで買ったのか
覚えてもいない日本みやげのあれこれもポイッ。そもそも断捨離ってそういう過去のものと
訣別することなんじゃない?

早めの夕食をして、今日はArts Clubの「レガシーサークル」の感謝レセプション。遺言で
Arts Clubに遺産の一部を残す寄贈者のグループで、去年発足したばかりなのでメンバー
の数はまだ少ない。私たちも後に残った方が全財産をArts Clubに残すことにしていて、引
越し大作戦が終わったら、中断している遺言状作成にかかるつもりでいる。どれだけ残せる
かわからないけど、預貯金等の金目のものは未来の世代の演劇人が相続人というわけ。
レセプションの後は今日がプレビュー初日のロックミュージカル『Godspell』(「ゴッドスペル」)
に招待。指定の座席には過去にArts Clubが制作依頼して成功した6作品を納めたアンソ
ロジーがきれいな袋に入って置かれていた。うれしい!

作品そのものは1970年代初頭に作られたもので、聖マタイの福音書のたとえ話がストー
リーで、ジーザス(イエス)役は女性が演じている。アガペーを説いたイエスは人間を超越し
た神さまの子なので、「ジェンダー」の(その意味では人種も)区別がない中立的な存在であ
る方が相応しいと思うから、ワタシとしては男優でも女優でもどっちでもいい。Arts Club版
は衣装とヘアが今どきの「都会のアクティビスト」的なので、見ていてまったく違和感がない
からすごい。(だって、イエスキリストも2千年前のアクティビストだもの。)ああ、楽しかった。
引越し準備で何かとストレスになっているから、こういう息抜きは天の恵みの雨のようなも
のと言うべきだね。