リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

家具選びはヤードポンド法の算数

2015年06月05日 | 日々の風の吹くまま
このところ就寝が遅くなって、東の空がすっかり明るくなって鳥のさえずりが聞こえる頃。あ
と2週間もしたら夏至で、午前4時過ぎには薄明、日の出は5時6分くらい。そう言えば、新
居の主寝室は北東向きだから、夏はもろに朝日が差し込んで来るな。遮光カーテンを取り
付けなくちゃ。部屋の端から端までが天井から床までの窓とスライディングドアだから、長さ
2メートルちょっとのカーテンが3メートル以上要る勘定で、これも特注かぁ。うひゃぁ・・・。

新居の家具の選定と配置計画、目移りばかりでは先に進まないので、今日はしっかり気合
を入れてやり直し。主寝室はマットレスだけで済むプラットフォームベッドとナイトスタンド2つ、
ドレッサー、本棚。リビングはソファと椅子とオットマン(足を乗せるスツール)のセットにコー
ヒーテーブルと本棚2つ。ダイニングはサーバーという低い食器棚2つ、グラス等を入れる
幅の狭いカラスドアの戸棚2つ、(軽食用)カウンターの下にはめ込むモジュール3つ、そし
てダイニングチェア6脚。オフィスになる部屋はデスク(というか作業テーブル)が3つ、本棚
が大小2つ。玄関脇には靴を履くときに座れる丸いオットマン・・・。

鉛筆で輪郭を描いて識別番号を書き込んで、まあこんな感じ↓

     

この家の設計をしていた頃を思い出すなあ。カナダは70年代からメートル法への移行を始
めて、今では完全に切り替わったはずなんだけど、家具や家の寸法はみんな未だに大手を
振ってヤードポンド法。たとえば新居は1475平方フィートで、メートル法表記は法的な文書
だけ。(完全に根付いたのは温度と車の速度と容積くらいかもしれない。)長さは1フット(複
数形はフィート)が12インチ(その下は分数)なので、計算は少々めんどうだけど慣れると
簡単。スーパーの量り売りの食品も、移行当時はキロ当たりの値段を大きく書くことになっ
ていたのが、今はポンド当たりの数字が幅を利かせているからおもしろい。もっとも40年も
ポンドで買い物をして来たもので、ワタシの手には1ポンドの重さの感覚が馴染んでいるし、
長さだってフットとインチの方がピンと来るんだけど・・・。

隣のアメリカが頑固にヤードポンド法にしがみついているせいかもしれないけど、このヤー
ドポンド法、別名imperial unit(帝国単位)と言うから皮肉と言えば皮肉。ご本家の「大英帝
国」はとっくの昔にメートル法に移行したのに・・・。