リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

家具を作るのは頑固な職人らしい

2015年06月20日 | 日々の風の吹くまま
今日は目覚ましで1時間早起き。ちょっと眠いけど、特注になる家具のデザインができたの
で、またコクィットラムまでひとっ走り。カレシは午後4時にスカイプ英語レッスンがあるから、
気を利かして1人で行って来ると言ったら、「あのルートはめったに運転しないキミには危な
いからダメ」。うん、ごくごくたまぁ~にモールまで行く程度だから。これでもビクトリアに住ん
でいたときはハイウェイでも何でもぶっ飛ばしてたし、在宅稼業になって家に籠もるまでは
当たり前にどこへでも運転してたんだけどな・・・。

というわけで、ついでにプランターに使うネジを買いたいというカレシの運転するトラックでお
でかけ。家具屋までは高速を通って45分。途中にエヴァグリーン線建設工事の現場あり、
うねうねとカーブする急な下り坂ありで、なるほどけっこう難度が高そう。店ではブレアと完
成図を見ながら、細かなところを変更。ハイライトはカレシのバーになるキャビネット。変更
が多かったのはサイズもデザインも少しずつ違うデスクで、ワタシのが2つ、カレシのが1つ。
一緒に来たおかげでカレシも自分の分を好みに修正してもらって文句なし。見積もりができ
るのを待っている間、ショールームの家具を見て回ったカレシ、「本物って感じだね」。まあ、
パーティクルボードも化粧ベニヤも使わない、芯まで「本物」の無垢材だから。

ワタシが注文した家具のほとんどを作るのは郊外のチリワックに工房を持つ「指物師」で、
助手や見習いが何人かいて、仕事の合間に農場で自家用の野菜を作っているんだとか。
ブレアの話では相当に頑固な職人気質らしい。チリワックならオランダ系かドイツ系の人か
もしれないな。飾りっ気のないがっしりした直線のデザインが気に入ったんだけど、なるほど、
シェーカー様式の家具を思わせる素朴さに頑固一徹さの片鱗が見えるような感じがする。

ブレアが細かなメモを書き込んだ完成図を一枚ずつサインオフ。後は出来上がった家具を
どのように新居に運び込むかの算段をするだけになった。戸建てへの引越しと違って規則
の多いコンドミニアムは頭痛の種なんだけど、こんな家具を持てる機会は一生に一度ある
かないか。予算を50%もオーバーしちゃったけど、カレシは「一生モノだからしゃあないよ」
とと諦め?顔。やれやれ、一緒になって40年もかかってやっとまともなインテリアを整えら
れることになった私たち・・・。