【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

雨音の旋律

2009-11-17 17:23:53 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   こちらは冷たい冬の雨の様相となりました。そぼ降る雨です。音もなく静かな雨。
  しかしながら、夏のバケツの底をひっくり返したような雨に比べれば、何と情緒のある雨でしょう。
  雨にも四季がありますね。

   11月 も末の 火曜日 は陰気な日だった。
  時折冷たい俄か雨が丘を越えて襲来した。
  灰色の霧雨の中から見える辺りの景色は物淋しい、
  人間の死に絶えた場所のように思われた。
     ・・・ 略 ・・・
  夜になると雨はやんだが、空気は薄ら寒く、雲は低かった。”

                                        【「アンの幸福」 第3年目 7.】

   それにしても、11月末と半ばの違いこそあれ、良く似た日があるものですね。
  この 『赤毛のアン』 もそうですが、世に名作と言われるものは、
  いつの時代にも当てはまる事を今更のように思い知らされます。
  100年経とうと、200年経とうと常に新鮮です。

  

     さて、今日のように薄暗い雨の日・・と来ましたら・・
    申すまでもなく、蝋燭やランプの灯りですね。
    となりますと・・。
    
     『カフェ「薔薇の詩(うた)」』 も、10日振りにオープンと致しましょう。
    今日は、雨音をバックに珈琲タイムです。
    寒くなりましたので、今年初めてのストーブも。

     『アンの世界』 なら、さしずめ “暖炉に火を入れた・・”
    ~なんて、表現になるのでしょうね。

   でも、そこは 『想像の余地』 を
  たくましくして。

   この見るからに和の珈琲カップは、
  洋食器を扱う、「MIKASA」 製です。

   何でも、ここの製品のほとんどは
  欧米などの海外向けとか。

   そんな中で、このいかにも
  日本らしい器は珍しいのでは
  ないでしょうか。

   そうそう、あちらでは日本の食器の
  柄の繊細さは人気のようですね。

     ところで、こちらは南部鉄瓶の
    急須です。

     手入れが悪くて錆が出て
    来ましたので、こうして花入れに。

     私は背の高い立派な花には
    あまり興味がありませんから。
  
     小さな花の似合う、
    こんな花瓶、結構重宝します。
    中には小さな剣山を。