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【公孫樹の木~3人の王女】
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なりました。ピーカンの空。
そのせいか朝は随分、
冷えましたけれど。
つい先日、何もない空よりは少々、
雲があった方が良い・・なんて、
勝手な事を申していましたが、
いえいえ、どうして。
今朝の空はこの所の、
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どんなに新鮮だった事でしょう。
心の中まで清々しくなったものです。
いけない、いけない・・アンの、
こんな素直な気持ち、
うっかり忘れる所でした。
「・・・今朝は、こんなに
日が照っていて、
ほんとに嬉しいわ。
でも雨降りの朝も大好きなの。
朝はどんな朝でも良かないこと?
その日にどんな事が起こるか分からないんですものね。
想像の余地 があるからいいわ。
でも、今日雨降りでなくて嬉しいわ。
お天気のいい日の方が辛いにしても我慢しやすいし、
元気にしていられますもの。・・・略・・・」
【「赤毛のアン」 第4章】
さて、冒頭の写真。写真は、リラ版 「恋人の小径」 の公孫樹の樹です。
因みに 「雑木林(ぞうきばやし)」 という名称を初めて用いたのは、
国木田独歩 だそうですね。いかにも文学的な表現です。
徳富蘆花(ろか)は、「落葉林」 と呼んでいたそうです。
その落葉林・・まで分け入らなくても今、冬の樹が大層美しいです。
ついこの間、紅葉や黄葉を思い切り散らせていたこれらの樹々・・。
今、何もかも綺麗さっぱり脱ぎ捨て身軽になり、
大空に向かってスクッと背を伸ばしている、勇壮なその立ち姿に心惹かれます。
春は 「新緑」、夏は 「緑陰」・・。「木漏れ日」 も詩的な表現ですね。
四季折々の姿を見せてくれる落葉林、私は大好きです。
“・・・ 3人の王女 ―― 庭の隅に立っている、
3本の高いポプラの事をエミリーはこう呼んでいた ――”
【「エミリーはのぼる」 第1章】