【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

萌芽の時

2010-02-23 17:58:38 | 香る庭の花綴り


   今日は昨日より気温が5度近く
  高くなった暖かい朝となりました。

   しかしながら一旦、日の出は見た
  ものの、その後、すぐさま雲に
  覆われたせいでしょうか、
  それほどの暖かさは感じません。

   とは言え、時間の経過と共に
  雲は晴れ、天気予報通りの気候に。

   3月中旬、いいえ 4月上旬と言った
  所でしょうか。勿論、今暖房はありません。

   ところで写真の空。
  昨日の 『アンの世界』
  記述に 「縞模様の冬」
  いうのがありましたね。

   今度は今朝の空が冬ならぬ、
  「縞模様の空」 に。 

   この空・・又々、何もありません。
  淡~い水色の空。



   さて、お隣の白梅が開花して既に
  10日以上、過ぎたでしょうか・・。
  
   (写真は今日現在)
  今度は我家の 「黄梅」 が開花。 
  
   「梅一輪
   一りんほどの暖かさ」

             ~服部嵐雪 
  ~とはよく言ったものですね。

   「白梅やが昔より垣の外」  
                 ~与謝蕪村

   万葉の昔から花と言えば、「梅」 を指し、和歌や 「源氏物語」 などにも度々登場しています。
  特に名高いのが、「飛梅伝説」でしょう。

   東風こち吹かばにほひおこせよ梅の花
            あるじなしとて春な忘れそ」
  ~菅原道真 

   上の句は九州の大宰府に流される事になった菅原道真が、家を出る時に詠んだ歌です。  
  書斎の庭に植えてあった梅の枝が、一夜にして九州に飛び移って根付いたのだとか。
  あまりにも有名な歌ですね。

   それにしても、僅か17文字から26文字のうちに、あらゆる情景や心を詠む・・。
  それは、素晴らしい想像力と心の豊かさですね。

   そうそう、夕方の天気予報では・・。
  「季節は 光の春 から 音の春 へ移行しつつあるようです」 ~なんて。
  
   何とロマンティックなのでしょう。
  因みに 「音の春」 とは、小川のせせらぎ、野鳥の囀り、春風の音・・なのだそうです。