



冬の午後の美しい 灰色 や、 煙や、真珠などの中を走って行くのだが 少しも楽しくはなかった。 【「エミリーはのぼる」 第18章】 「・・・だからこれには両面からの見方があるわ。 全てこの世の物事には 両面 あるのが当然なんだけど」 【「アンの青春」 第28章】 |

今日も時折、小雪が舞う寒い一日となりました。
暦の上ではもう春ですが、なかなかままなりませんね。
ところで2月の別名と言えば、「如月(きさらぎ)」。
ちょっと意外ですがもう一つ、「灰色月」 と言うのもあるのですね。
その上、灰色は 「灰色の人生」 とか 「灰色高官」 など、
あまりイメージ、よろしくありません。
でも不死鳥(フェニックス)は、灰から蘇(よみがえ)ります。
この事からも物事には、両面ある事が伺えます。
「灰色月」 も春に備える哲学月だと思えば・・。
ちょっと学問的な? 名称になりますね。

【美しく紅葉したブラックベリーの葉】
さて、「白い貴婦人」 こと、白薔薇は少し前に開花しましたが、
こちらの 「淑女の薔薇」 こと紅薔薇は依然、蕾の状態を保っています。
「我関せず・・」 と言った風情。
先日来の春のような暖かさと昨日、今日の厳寒の冬。
昨年の11月から3ヶ月余り、それでも凛とした姿で、
そこに佇んでいる薔薇。この薔薇は一体、何を思うのでしょう。
そして注目すべきは他の季節にはない、薔薇の葡萄酒色の茎と葉っぱ。
どれだけ開花に時間がかかっても、そこに存在しているだけで、
夢と浪漫を与えて貰っています。それは他の花には決してないものです。
薔薇の薔薇たる所以(ゆえん)ですね。