【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

象牙色の薔薇は初恋の香り

2015-11-07 23:56:17 | 薔薇の追憶













 その朝は霧と光明に溢れた
盃のようであった。
アンの立っている片隅には
水晶のような露を湛えた 薔薇
豊かに咲き始めていた。                 
             【「アンの愛情」 第40章】











【朝焼けの空】








   起床時は、南の空が真っ赤に染まる朝焼けに。
  (上記の写真は、それから少し時間が経った空)

   こんな空が示すように、昨日までとは打って変わって、
  今日は一日中、どんよりした曇り空となりました。

   ただ、日射しはなくても、
  気温は引き続き暖かくなっています。
  この暖かさ、もう暫く続くようですね。













    さて、一昨日の
  蕾の薔薇は、時を経て
  こんな風に。

   今の季節は、
  開花まで
  本当にゆっくり、
  ゆっくり。

   それは1枚、1枚、
  ベールを剥(は)がす
  かの如く。

   ところで、こちらの
  象牙色の薔薇。

   私が勝手に
  『白い貴婦人』 と、
  呼んでいるものです。

   勿論、秋薔薇独特の
  芳醇な芳香と格調高さ
  から、この名前は
  気に入っているのですが。

   しかしながら、その時々で、
  様々な表情を見せる薔薇。

   今日の薔薇は、この秋の咲き染めです。
  内側に、ごく淡いピンクを秘めていて。

   だからでしょうか、乙女チックな薔薇に思えたり。
  恥じらったり、ある時は物想いに耽(ふけ)ります。

   そう、見る人間の目によっても変わるのでしょうね。
  変幻自在の薔薇・・所謂、魔法の薔薇ですね。