だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

マーチャント・アイヴォリー最後の映画

2006-09-05 21:34:36 | 映画
私にとって、ジェームズ・アイヴォリー監督は特別な想いのある監督です。なぜかというと、「モーリス」(87)の監督だから…。「熱砂の日」(82)「眺めのいい部屋」(86)「ハワーズ・エンド」(92)「日の名残り」(93)「ジェファソン・イン・パリ」(94)「金色の嘘」(00)と、彼が描く麗しい時代物に見惚れています。

もちろん、時代物ばかりではありませんが…。最新作も麗しい時代物です!「日の名残」の原作者カズオ・イシグロがオリジナル脚本を書き、製作はインド人のイスマイル・マーチャント。2人は61年にMIPプロを設立し、長年のパートナーとして活躍してきました。

最新作は「上海の伯爵夫人」といって、1936年の上海を舞台にした、デカダンスのムード漂う麗しのロマンス映画です♪主役は「ナイロビの蜂」のレイフ・ファインズ、レイフ主演の「メイド・イン・マンハッタン」(02)のナターシャ・リチャードソン、他に実母のヴァネッサ・レッドグレーヴ、叔母のリン・レッドグレーヴも出演。ちなみに夫はリーアム・ニーソン。←本作には出てません、念のため。

もう1人、日本から真田広之も出演。最近の活躍は素晴らしいですね~。

ヴェルサイユ講和条約で功績を残しながら、暴力によって家族や自らの視力を失った元外交官のジャクソン(レイフ)。彼は上海のクラブでホステスをしていた、ロシアからの亡命伯爵夫人ソフィア(ナターシャ)と出会います。2人は、かねてからの夢だったバー“白い伯爵夫人(ホワイトカウンテス)”をオープンさせます。

しかし時代の流れは止めることはできず、日本軍の上海侵攻が開始。そこへ“中国政府に恐れられる男”マツダ(真田)が現れ、ジャクソンに近づいていきます。2人の間には友情が芽生えるのですが…。果たして、3人の運命は?

いつもレイフ・ファインズの表情に、“盲目”を感じていた私は、この役は彼にぴったり!と思っています。彼の瞳が、透き通った青色だからでしょうね~。99年の「太陽の雫」「ことの終わり」は、お勧めです!もちろん、この映画も見ましょうね~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする