オーストラリアの監督ピーター・ウィアーの作品には、若き日のメル・ギブソン主演の「誓い」(81)「危険な年」(82)、ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック/目撃者」(85)「モスキート・コースト」(86)、「いまを生きる」(89)「グリーン・カード」(90)「フィアレス」(93)「トゥルーマン・ショー」(98)、オーストラリア出身のラッセル・クロウの「マスター・アンド・コマンダー」(03)があります。
どの映画も好きな作品ばかりですが、実は監督を知ったのはもっと前の「ピクニックatハンギング・ロック」(75)。この映画を見た方はご存知でしょうが、内容はかなり神秘的。1900年2月24日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒数名が、“神隠し”にあった事件を描いています。実話です。
見終わった後、解決しない不条理さと夢のような映像美にすっかり魅了されました。未見の方には、お勧めです。で、今日の映画はその「ピクニックatハンギング・ロック」にも似た、少女たちが主役のフランス映画「エコール」(04)です。
原題は“INNOCENCE”ですが、邦題の「エコール」はフランス語の学校のこと。森の中で、外界から閉ざされた秘密の学校。そこには6歳から12歳までの少女だけが入る所。彼女たちは、学年別に色分けされたリボンをつけています。少女趣味~♪ワクワク♪
彼女たちは、この学校で自然を学び、ダンスを学んでいます。ある日、最年少のイリスが、柩(!)にいれられてやって来ます。みんなは森の劇場で、歓迎のダンスを披露するのでした。幻想的~♪年少者が入学すると、最年長の12歳の少女は学校から去らねばなりません。
この映画は、事件が起こったりそれを解決したりする映画ではありません。イノセントな少女たちに起こる出来事、謎に満ちた深い森、めくるめく映像美、それらに見惚れているうちに、何かに気付くかも知れません。そんな映画です。
原作は、19世紀のフランク・ヴェーデキントの短編“ミネハハ”(笑う水の意)。監督は、ルシール・アザリロヴィック。(←知らないけど)公式サイトの予告編を見るだけでも、幻惑的。私は劇場で惑わされてきます。はい。
どの映画も好きな作品ばかりですが、実は監督を知ったのはもっと前の「ピクニックatハンギング・ロック」(75)。この映画を見た方はご存知でしょうが、内容はかなり神秘的。1900年2月24日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒数名が、“神隠し”にあった事件を描いています。実話です。
見終わった後、解決しない不条理さと夢のような映像美にすっかり魅了されました。未見の方には、お勧めです。で、今日の映画はその「ピクニックatハンギング・ロック」にも似た、少女たちが主役のフランス映画「エコール」(04)です。
原題は“INNOCENCE”ですが、邦題の「エコール」はフランス語の学校のこと。森の中で、外界から閉ざされた秘密の学校。そこには6歳から12歳までの少女だけが入る所。彼女たちは、学年別に色分けされたリボンをつけています。少女趣味~♪ワクワク♪
彼女たちは、この学校で自然を学び、ダンスを学んでいます。ある日、最年少のイリスが、柩(!)にいれられてやって来ます。みんなは森の劇場で、歓迎のダンスを披露するのでした。幻想的~♪年少者が入学すると、最年長の12歳の少女は学校から去らねばなりません。
この映画は、事件が起こったりそれを解決したりする映画ではありません。イノセントな少女たちに起こる出来事、謎に満ちた深い森、めくるめく映像美、それらに見惚れているうちに、何かに気付くかも知れません。そんな映画です。
原作は、19世紀のフランク・ヴェーデキントの短編“ミネハハ”(笑う水の意)。監督は、ルシール・アザリロヴィック。(←知らないけど)公式サイトの予告編を見るだけでも、幻惑的。私は劇場で惑わされてきます。はい。