だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本年度オスカー最有力候補

2006-09-11 22:56:27 | 映画
ユナイテッド93」の衝撃は、想像以上でした。映画としての出来も、私的には良かったと思っています。ドキュメンタリー・タッチにこだわった成果です。あれが事実、実際に起こったことなんだと痛感しました。

今日9月11日は、あの同時多発テロから5年目の節目の当たります。現地での追悼式はもちろん、日本のTVでも特別番組や、ニュース番組で取り上げられています。「もう、5年なのね…」と感慨深いです。アメリカの悲劇、平和な世界の終末を思い出さずにはいられません。

10月に公開の映画、「ワールド・トレード・センター」は、NYに立っていた2本の高層ビルのこと。あの日、テロリストに乗っ取られた飛行機が、上層階に突っ込んで崩壊。以前、NYに旅した時のことを思い出します。あのビルが悲劇の現場になるなんて…。

映画は、事件直後のWTCビルに救助のため、自らの危険を承知で飛び込んだ、港湾局警察官の“勇気”と奇跡の“生還”の物語です。「ユナイテッド93」は、墜落で全員死亡と分かっているので覚悟して見ることができました。

しかし、WTCビルでは、僅かではありますが奇跡の生還をした人々がいたのです。この映画の主人公ジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)と、部下のウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)は、崩壊したビルの瓦礫の下敷きになってしまいます。互いに励まし合い、絶望の中、なんと24時間後、救出されたのです!

監督は、「アレキサンダー」(04)以来のオリバー・ストーン!共演者はマギー・ギレンホール、マリア・ベロ、スティーヴン・ドーフ。ちなみにマイケル・ペーニャは、「クラッシュ」のダニエル役。この映画はWTCビルの悲劇を描いてはいるものの、実は彼らの家族との絆の物語なのです。

映画というものは、監督で見たり、俳優で見たり、ストーリーで見たりします。この映画は、あの日を忘れないために見るべきでしょう。
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