だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

薮原検校、再見!

2007-03-07 21:27:59 | 演劇
私の大好きな演目、“薮原検校”。地人会公演で、過去2回見ています。(2000年4月俳優座公演、03年7月新国立劇場小劇場)その時の主な配役は、
(俳優座公演)
   盲太夫(語り手) …金内喜久夫
   杉の市(のち二代目藪原検校) …嵐広也
   塙保己市/魚売りの七兵衛ほか …藤木孝
   琴の市/初代藪原検校/研ぎ師善兵衛ほか …鈴木慎平
   佐久間検校/熊の市/凶状持ち倉吉ほか …丸山博一
   松平定信ほか …仲恭司
   お志保ほか …中村たつ
   お市ほか …塩田朋子
(新国立劇場小劇場 役代わりのみ)
   塙保己市/魚売りの七兵衛ほか …松本きょうじ
   佐久間検校/熊の市/凶状持ち倉吉ほか …蔵一彦
   お志保ほか …銀粉蝶
   お市ほか …高橋惠子

見事な役者さんが揃い、本当に堪能しました。検校とは、中・近世の盲官の最高位の名称のことを言います。この芝居の面白さは、盲目の杉の市が検校になることを目指して、形振り構わず突っ走るさまを、独特の演出で描いていることなんです。

まず、舞台は語り手の盲太夫の長ゼリフから。義太夫ならず、ギター太夫がいて、歌舞伎の附け(つけ)や鳴り物を担当。さすがに井上ひさしさんの作品!おもしろくて、乗っけから心臓を鷲づかみにされます。ちなみに演出は、木村光一さん。

杉の市の出世物語で、歌あり、踊りあり、コーラスあり、笑いあり、涙あり…のブラックユーモア満載!かなり毒があります。それが嫌味に感じられないのは、観客を舞台に惹き込む物語と演出のうまさ。幕開きから、虜になること受け合い♪

今度は蜷川幸雄さんの“薮原検校”が、やってきます。シアター・コクーン版では、
   盲太夫(語り手) …壤晴彦
   杉の市(のち二代目藪原検校) …古田新太
   塙保己市/魚売りの七兵衛ほか …段田安則
   琴の市/初代藪原検校/研ぎ師善兵衛ほか …山本龍二
   佐久間検校/熊の市/凶状持ち倉吉ほか …六平直政
   お志保ほか …梅沢昌代
   お市ほか …田中裕子
   強請られる寡婦ほか …神保共子
   佐久間検校の結解(けっけ)ほか …松田洋二
   強請られる寡婦ほか …景山仁美
う~む、すごい!早く見たくてたまりません!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする