原作:ロバート・ペン・ウォーレン、監督:ロバート・ロッセン「彼奴(きやつ)は顔役だ!」(39・脚本)「ハスラー」(61・監督/製作/脚本)、主演:ブロデリック・クロフォード、ジョン・アイアランド、ジョーン・ドルー。これだけだとなんの映画か、分からないと思います。でも、「オール・ザ・キングスメン」(49)といえば、お分かりですね?
日本公開は76年。なんでこんなに遅くなったのかというと…、政治の世界を描いた問題作だから。ロッセン監督は、51年非米活動委員会での証言を拒否し、映画界から追放。要は“赤狩り”ですね。53年に共産党員の名前を証言することで、映画界に復帰。しかし、NYやロンドンを活動の場にし、ハリウッドには二度と戻らなかったそうです。
この作品は、49年の各賞を総なめ。オスカーでは、作品賞/主演男優賞(ブロデリック・クロフォード)/助演女優賞(マーセデス・マッケンブリッジ)を受賞。監督は共産党員だったため、監督/脚本賞を取れませんでした。そういう時代だったのです。
その問題作が、最強のスタッフ&キャストでリメイクされました!「オール・ザ・キングスメン」(06)は、『すべて王の臣』というピュリッツァー賞を受賞した実話小説を映画化。主人公のモデルは、ルイジアナ州の知事ヒューイ・ロングだとされています。ちなみにロングは、35年に謎の死を遂げています。
貧しい生まれながら、真面目で改革の野心に燃える下級役人のウィリー・スターク(ショーン・ペン)。生い立ちを語り、理想を掲げ、見事州知事になります。そんなスタークに共感し、取材を続けていく新聞記者のジャック・バーデン(ジュード・ロウ)。
政治腐敗の内幕物。どんなに高い理想を掲げていても、やがて権力を握るものは汚職に手を染め、愛人を作り、女性スキャンダルに溺れていくのです。知事の罪が暴かれる時、ジャックはどのような行動を取るのか?
素晴らしい配役は、映画の魅力をさらに高めます。主役の2人はもちろん、ケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンス、マーク・ラファロ、パトリシア・クラークソン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ジャッキー・アール・ヘイリー、キャシー・ベイカー。
監督は「ハンニバル」「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)などの脚本家、スティーヴン・ザイリアン。うう、見たい!
日本公開は76年。なんでこんなに遅くなったのかというと…、政治の世界を描いた問題作だから。ロッセン監督は、51年非米活動委員会での証言を拒否し、映画界から追放。要は“赤狩り”ですね。53年に共産党員の名前を証言することで、映画界に復帰。しかし、NYやロンドンを活動の場にし、ハリウッドには二度と戻らなかったそうです。
この作品は、49年の各賞を総なめ。オスカーでは、作品賞/主演男優賞(ブロデリック・クロフォード)/助演女優賞(マーセデス・マッケンブリッジ)を受賞。監督は共産党員だったため、監督/脚本賞を取れませんでした。そういう時代だったのです。
その問題作が、最強のスタッフ&キャストでリメイクされました!「オール・ザ・キングスメン」(06)は、『すべて王の臣』というピュリッツァー賞を受賞した実話小説を映画化。主人公のモデルは、ルイジアナ州の知事ヒューイ・ロングだとされています。ちなみにロングは、35年に謎の死を遂げています。
貧しい生まれながら、真面目で改革の野心に燃える下級役人のウィリー・スターク(ショーン・ペン)。生い立ちを語り、理想を掲げ、見事州知事になります。そんなスタークに共感し、取材を続けていく新聞記者のジャック・バーデン(ジュード・ロウ)。
政治腐敗の内幕物。どんなに高い理想を掲げていても、やがて権力を握るものは汚職に手を染め、愛人を作り、女性スキャンダルに溺れていくのです。知事の罪が暴かれる時、ジャックはどのような行動を取るのか?
素晴らしい配役は、映画の魅力をさらに高めます。主役の2人はもちろん、ケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンス、マーク・ラファロ、パトリシア・クラークソン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ジャッキー・アール・ヘイリー、キャシー・ベイカー。
監督は「ハンニバル」「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)などの脚本家、スティーヴン・ザイリアン。うう、見たい!