だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

バイカー・フィルム復活を賭けて…

2008-12-14 20:54:05 | 映画
マイケル・マドセンのファンなんですが、最近劇場公開作品が少なくって…。出演作品は、いきなりDVDスルー。まっ、仕方ないですね。最近の公開作品には「007/ダイ・アナザー・デイ」(02)、「キル・ビル」(03)と「Vol.2」(04)、「シン・シティ」(05)。

「レザボアドッグス」(91)のMr.ブロンドが、はまり役。以来、マドセンはクエンティン・タランティーノ一家。ロバート・ロドリゲスやフランク・ミラーとも、お付き合いがあります。他にも、ハーヴェイ&ボブ・ワインスタイン兄弟の製作総指揮の作品にも出演。

マドセンは、B級アクション映画の主演を張るタフガイのイメージで、しっかりスターとして生き抜いています。がんばれ!そのマドセンの最新作が公開です。「ヘルライド」(08)のスタッフ、キャストを見ると、ファンならずともうれしくなります。

監督・脚本は、俳優で「キル・ビルVol.2」にも出演し、「マッド・ドッグス」(96)で監督デビューしたラリー・ビショップ。製作総指揮は、ハーヴェイ&ボブ・ワインスタインとタランティーノ。出演陣には、唸ってしまいます。

物語は、対立するバイカー・グループの復讐劇。“ヴィクターズ”のメンバーは、孤高のバイカー、ビストレロ(ラリー・ビショップ)、いつもタキシードを着てハーレーを乗り回すジェント(マドセン)、若い狂犬コマンチ(エリック・バルフォー)。

仲間のセント・ルーイを殺された3人は、敵グループ“666”のボス、ビリー・ウィングス(ヴィニー・ジョーンズ)たちを追うため、復讐の旅に出ます。謎の女ナダ(レオノラ・ヴァレラ)、引退した大物デュース(デヴィッド・キャラダイン)、怪しい老人エディ・ゼロ(デニス・ホッパー)が現れ…3人の復讐の結末は?

この映画、全米ではたった2週間で打ち切り!うむ、そうだろう…。今時、バイカー映画なんて…。かつて60年代から70年代に人気だった“バイカー・フィルム”。デニス・ホッパー監督・主演の「イージー・ライダー」(69)が、思いだされます。

マドセンはじめ、みんな若くないし、ラリー・ビショップやタランティーノの思い(バイカー・フィルムの復活)を叶えるために集まった、まさに“男気”の詰まった映画なんですね。納得。マドセン、カッコイイぞ!
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