スペイン、バルセロナ出身の女流監督、イザベル・コイシェ。1960年4月9日生まれの今年48歳。「あなたに言えなかったこと」(95)、「死ぬまでにしたい10のこと」(03)、「あなたになら言える秘密のこと」(05)、「パリ、ジュテーム」(06)があります。
この4作品では、女性を主人公にし、人生の痛みや再生をテーマに脚本も担当。女性監督ならでは目線で作品を製作、根強いファンを持っています。私も。
最新作は、「さよならコロンバス」(69)「白いカラス」(03)の原作者フィリップ・ロスの短編『ダイング・アニマル』の映画化。邦題は「エレジー」(08)。悲歌、哀歌、挽歌という意味のこのタイトル、ぴったりです。
大学教授のデヴィッド・ケペシュ(ベン・キングズレー)は、“アメリカの快楽主義の原点”という本を書き、話題になりTV出演もするカリスマ教授。そんなデヴィッドを女子学生たちは放っておくはずがありません。しかし、デヴィッドはなぜか特定の女性と付き合おうとはしません。
若い頃の結婚を人生最大の過ちと笑い、自由な恋愛を楽しんでいるデヴィッド。そんな彼が出会ったのが、学生コンスエラ・カスティーリョ(ペネロペ・クルス)。彼女は厳格なキューバ移民の家庭に生まれ、弁護士事務所での秘書経験を持っていました。
年齢差30歳。デヴィッドはコンスエラの完璧な肉体と内面にある情熱に魅せられ、一目で恋に落ちます。親密な関係を築いていくうち、2人の心は少しずつズレてしまいます。デヴィッドの想いはやがて執着に…、そして疑惑、嫉妬へと変化します。
必然的にデヴィッドを遠ざける、コンスエラ。2人は別れの時を迎えます。仕事に没頭するデヴィッドですが、2年が過ぎた頃、コンスエラから突然電話がかかって来ます。いったいなぜ?ふたたび、2人の恋は始まります。
共演者には、デヴィッドの友人で詩人ジョージ・オハーン役のデニス・ホッパー、デヴィッドの息子ケニー役のピーター・サースガード、デヴィッドの愛人キャロライン役のパトリシア・クラークソン。
「ガンジー」(82)でアカデミー賞主演男優賞受賞のキングズレーは、この作品でオスカーノミネート確実と言われています。そして「ボルベール <帰郷>」(06)で、カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞のペネロペ。美しいだけなく、演技で魅せます。
「白いカラス」で脚本を書いているニコラス・メイヤーにも、注目です。必見。
この4作品では、女性を主人公にし、人生の痛みや再生をテーマに脚本も担当。女性監督ならでは目線で作品を製作、根強いファンを持っています。私も。
最新作は、「さよならコロンバス」(69)「白いカラス」(03)の原作者フィリップ・ロスの短編『ダイング・アニマル』の映画化。邦題は「エレジー」(08)。悲歌、哀歌、挽歌という意味のこのタイトル、ぴったりです。
大学教授のデヴィッド・ケペシュ(ベン・キングズレー)は、“アメリカの快楽主義の原点”という本を書き、話題になりTV出演もするカリスマ教授。そんなデヴィッドを女子学生たちは放っておくはずがありません。しかし、デヴィッドはなぜか特定の女性と付き合おうとはしません。
若い頃の結婚を人生最大の過ちと笑い、自由な恋愛を楽しんでいるデヴィッド。そんな彼が出会ったのが、学生コンスエラ・カスティーリョ(ペネロペ・クルス)。彼女は厳格なキューバ移民の家庭に生まれ、弁護士事務所での秘書経験を持っていました。
年齢差30歳。デヴィッドはコンスエラの完璧な肉体と内面にある情熱に魅せられ、一目で恋に落ちます。親密な関係を築いていくうち、2人の心は少しずつズレてしまいます。デヴィッドの想いはやがて執着に…、そして疑惑、嫉妬へと変化します。
必然的にデヴィッドを遠ざける、コンスエラ。2人は別れの時を迎えます。仕事に没頭するデヴィッドですが、2年が過ぎた頃、コンスエラから突然電話がかかって来ます。いったいなぜ?ふたたび、2人の恋は始まります。
共演者には、デヴィッドの友人で詩人ジョージ・オハーン役のデニス・ホッパー、デヴィッドの息子ケニー役のピーター・サースガード、デヴィッドの愛人キャロライン役のパトリシア・クラークソン。
「ガンジー」(82)でアカデミー賞主演男優賞受賞のキングズレーは、この作品でオスカーノミネート確実と言われています。そして「ボルベール <帰郷>」(06)で、カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞のペネロペ。美しいだけなく、演技で魅せます。
「白いカラス」で脚本を書いているニコラス・メイヤーにも、注目です。必見。