今年も残りわずかとなりました。年末は何かと忙しいですが、お正月のご予定は?2日から、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催の展覧会に出かけましょう。「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」です。Bunkamura20周年記念企画のひとつ。
1989年に完成したBunkamuraも、20年。早いですね。コンサート、バレエ、オペラ、演劇、映画、そして美術館といつもお世話になっています。ザ・ミュージアムで、初めて知った画家もいます。その1人が、パウル・クレーです。もちろん、それまでにも作品は見たことがあったのですが…。
1993年7月31日~9月21日まで開催された「パウル・クレーの芸術」で、クレーの作品をまとめて見るチャンスに恵まれました。クレーは、スイスの首都ベルン近郊出身(1879~1940)の画家。父は音楽教師、母は声楽家という音楽一家でした。
クレー自身もバイオリンの腕前はプロ並みで、妻もピアニストだったそう。そう言えば、クレーの作品には音楽をイメージさせる題材が見受けられますね。1910年以降、ロシア出身のワシリー・カンディンスキーやドイツ・ミュンヘン出身のフランツ・マルクと知り合っています。
1914年、北アフリカのチュニジアに出かけたクレーの作風は一変します。それが、クレーの代表作品たちに通じる色彩豊かな抽象絵画です。今回の展覧会でも“リズミカルな森のラクダ”(20)や、“異国風の響き”(30)“宝物”(37)“赤いチョッキ”(38)などが来日します。
展覧会のもう1人の画家、パブロ・ピカソについてはあまりにも有名なので実際に作品をご覧いただくとして、他にもマルク・シャガールの“バイオリン弾き”(11)、ルネ・マグリットの“とてつもない日”(28)、フランツ・マルクの“3匹の猫”(13)、ジョアン・ミロの“リズミカルな人々”(34)も展示。
出展は、デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館。大規模な改修工事のおかげです。見ましょうね。
1989年に完成したBunkamuraも、20年。早いですね。コンサート、バレエ、オペラ、演劇、映画、そして美術館といつもお世話になっています。ザ・ミュージアムで、初めて知った画家もいます。その1人が、パウル・クレーです。もちろん、それまでにも作品は見たことがあったのですが…。
1993年7月31日~9月21日まで開催された「パウル・クレーの芸術」で、クレーの作品をまとめて見るチャンスに恵まれました。クレーは、スイスの首都ベルン近郊出身(1879~1940)の画家。父は音楽教師、母は声楽家という音楽一家でした。
クレー自身もバイオリンの腕前はプロ並みで、妻もピアニストだったそう。そう言えば、クレーの作品には音楽をイメージさせる題材が見受けられますね。1910年以降、ロシア出身のワシリー・カンディンスキーやドイツ・ミュンヘン出身のフランツ・マルクと知り合っています。
1914年、北アフリカのチュニジアに出かけたクレーの作風は一変します。それが、クレーの代表作品たちに通じる色彩豊かな抽象絵画です。今回の展覧会でも“リズミカルな森のラクダ”(20)や、“異国風の響き”(30)“宝物”(37)“赤いチョッキ”(38)などが来日します。
展覧会のもう1人の画家、パブロ・ピカソについてはあまりにも有名なので実際に作品をご覧いただくとして、他にもマルク・シャガールの“バイオリン弾き”(11)、ルネ・マグリットの“とてつもない日”(28)、フランツ・マルクの“3匹の猫”(13)、ジョアン・ミロの“リズミカルな人々”(34)も展示。
出展は、デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館。大規模な改修工事のおかげです。見ましょうね。