だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

“風共”は、こうして生まれた!?

2009-08-17 21:51:53 | 演劇
渋谷区東のある“テアトル・エコー”。1950年“やまびこ会として発足し、1954年英語読みの“劇団テアトル・エコー”に改称。舞台はもちろん、1970年代以降外国映画・ドラマ、アニメーションなどの声優も多く所属。

舞台公演としては、ニール・サイモン、アラン・エイクボーン、ノエル・カワード、トム・ストッパード、ピーター・シェーファーなどのコメディや、シェークスピアやドストエフスキー、モリエールなどの文芸作品も数多く上演。

翻訳劇が大好きな私は、毎回送られてくる公演のお知らせを見るたびに、『おおっ、こんな作品もあるのか!』と感嘆すること度々。そんな作品の1本が、今度上演される「風と共に来たる」です。

エコーの作品は、人気作品が多く他でも見る機会がありますが、この作品はまったく知りませんでした。なんだぁ~これは!?タイトルからするとどう見ても、マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』ですよねぇ~。

映画「風と共に去りぬ」(39)は、監督ヴィクター・フレミング、製作デヴィッド・O・セルズニック、脚本シドニー・ハワード、音楽マックス・スタイナー。主演はヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ハティ・マクダニエル(マミー役)。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞(ハティ)、脚色賞、撮影賞(カラー)、室内装置賞(美術)、編集賞を受賞。この映画、もし、もし、未見なら生涯に一度は見ておきましょう。必見。

そしてもう~大好き!という映画ファンは、タイトルだけで俳優や名場面が浮かぶことでしょう。何度見たことか!ロン・ハッチンソン作の本作は、その映画誕生の裏側を描いています。1939年ハリウッド、史上最高の映画作りに意気込む製作者セルズニック(安原義人)。

気に入らない監督をクビにし、フレミング(後藤敦)を監督に任命。大幅な書き直しに白羽の矢が当たったのが、早書きのベン・ヘクト(多田野曜平)。しかし、ベンは原作を読んでいなかった!ええっ~?

ベン・ヘクトは「白い恐怖」(45)「汚名」(46)「死の接吻」(47)「武器よさらば」(57)などの脚本家。訳・演出は酒井洋子、秘書役に太田淑子。面白そうでしょ?見ましょう!
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