だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

闘うフクロウたち

2010-09-06 21:51:07 | 映画
ジェラルド・バトラーさん主演の「300」(07)は、私のお気に入り。フランク・ミラーとリン・ヴァーリー原作のグラフィック・ノベルを、見たこともない斬新な映像で映画化。紀元前480年、100万のペルシア大軍対300人のスパルタ軍。

鍛え抜かれた体ひとつで、闘う男たちの壮絶な姿。まさかとは思いますが、未見の方はぜひ。監督は、ザック・スナイダー。「ドーン・オブ・ザ・デッド」(04)で監督デビューし、09年には「ウォッチメン」を発表。こちらもグラフィック・ノベルが原作。

デイヴ・ギボンズ原作を実写映画にした、この作品も独自のビジュアルで描いています。いろんなキャラクターが登場し、当然俳優たちもユニーク。そんなスナイダー監督の最新作が、公開。「ガフールの伝説」(10)です。

キャスリン・ラスキー原作のシリーズ本『ガフールの勇者たち』(03~08)を元にしています。全15巻で、日本では9巻まで邦訳が出ています。物語は、すでに地球上を支配していた動物たちは滅び、高度な文化を営むフクロウたちの世界。

勇者になることを夢見る若きフクロウのソーレン(声:ジム・スタージェス)。しかし兄のクラッド(声:ライアン・クワンテン)はソーレンをせせら笑い、狩りや飛ぶことに夢中。父ノクタス(声:ヒューゴ・ウィーヴィング)のお気に入り。

クラッドとソーレンは、木の上の巣から落ちてしまいます。そしてそのまま“純血団”に囚われてしまいます。彼らは、世界征服を企む選民主義的な武装集団。リーダーは、メタルビーク(声:サム・ニール)、メスのナイラ(声:ヘレン・ミレン)

ストライカー大佐(声:ジェフリー・ラッシュ)、メタルビークとナイラの息子ナイロック、アグラモア、フィリップがいます。囚われたソーレンは、なんとか脱出し“ガフールの勇者たち”の巣があるとされる“神木”を探さねばなりません。

そこへは、海を越えなくてならないのです。物語は、“純血団” “聖エゴリウス孤児院”とか聞きなれない言葉が出てきますが、なにせフクロウの物語。ちょっと「300」に通じる闘いの場面が…カブトもかぶっています。

その映像はまさに驚異!最近のCGは毛の1本1本の描写もすごいけど、飛翔場面はうっとり見惚れてしまうほど。声の出演には、アビー・コーニッシュ、デヴィッド・ウェンハム、エミリー・デ・レイヴィンも。豪華。見ましょ。
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