だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ゴッホのすべて

2010-09-23 22:41:42 | 展覧会
印象派の画家には、クロード・モネ、エドゥアール・マネ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、ギュスターヴ・カイユボット、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌ、ベルト・モリゾ

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー、メアリー・カサット、ポール・ゴーギャン、そしてフィンセント・ファン・ゴッホ。印象派にもいろいろあって、“印象派” “新印象派” “後期(ポスト)印象派”の3つに分けられます。(画家名の並びは、順不同)

絵が好きでもまだ何もわからない頃、ゴッホ(後期印象派)が大好きでした。それは、映画「炎の人ゴッホ」(56)を見たせいです。アーヴィング・ストーンの原作をヴィンセント・ミネリが監督。製作は、俳優でもあるジョン・ハウスマン。

主役のゴッホをカーク・ダグラス、ゴーギャンをアンソニー・クイン、ゴッホの弟テオをジェームズ・ドナルドが演じました。この作品で、絵の裏にある画家の想いやいきざま、そもそも画家も生きているんだという感動。

映画はフィクションだとわかっていても、すっかりゴッホに魅せられました。以来、ゴッホの作品を見るチャンスを逃さないようにしてきました。初期の作品『馬鈴薯を食べる人たち(食卓についた5人の農民)』(1885)を見た時の衝撃。

ゴッホと言えば、『ひまわり』や『アイリス』のような華やかな色にあふれた作品を思い浮かべますね。全然違うんです。画面は暗色に塗られ、登場人物たちに笑顔はありません。1886年3月、ゴッホはパリに出ます。

色々な画家との交流を経て、1888年ゴーギャンとアルルでの共同生活がはじまるのでした…。この秋、六本木の国立新美術館で「没後120年 ゴッホ展」が開催。オランダのフォン・ゴッホ美術館、クレラー=ミューラー美術館から約120点が来日!

『アルルの寝室』 『種まく人』 『ゴーギャンの椅子』 『サン=レミの療養院の庭』 『糸杉で囲まれた果実園』(5点すべて1888)『麦を束ねる人(ミレーによる)』(1889) 『アイリス』 『草むらの中の幹』(2点とも1890)

ゴッホ作品には、『梅の花』 『雨の大橋)』 『花魁』 『タンギー爺さんの肖像』(すべて1887、フォン・ゴッホ美術館蔵)のような浮世絵をモチーフにしたものも。今回の展覧会で、出会える作品はどれ?楽しみ!
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