“扇”をテーマにした作品を探してみました。ありました!オスカー・ワイルド原作『ウィンダミア卿夫人の扇』。映画化は「ウィンダミア夫人の扇」(25)ですね。監督は「メリィ・ウィドウ」(34)「ニノチカ」(39)「天国は待ってくれる」(43)のエルンスト・ルビッチ。
別れた恋人との間に娘をもうけたアーリン夫人。時は過ぎ、社交界デビューした娘はウィンダミア卿夫人となります。再び登場したアーリン夫人は、ウィンダミア卿とも噂が立つ、恋多き女性。娘と母との秘めたる関係、小道具の豪奢な扇…。
ルビッチの方は未見ですが、リメイクの「理想の女(ひと)」(04)は見ました。マイク・バーカー監督、スカーレット・ヨハンソンが娘メグ役、アーリン夫人はヘレン・ハント。舞台を1930年のイタリア社交界に変え、主人公たちはNYからやって来ます。
“扇”は母娘の証。映画を未見の方は、ぜひ確認してみてください。で、どうして“扇“かというと、キアラ・マストロヤンニ主演「クレーヴの奥方」(99)の監督マノエル・デ・オリヴェイラの最新作が、扇を小道具にしているんです。
「ブロンド少女は過激に美しく」(09)…ちょっとタイトルも過激ですが、ご想像通りの作品かも。監督は、1908年12月11日ポルトガル出身の巨匠。08年に100歳になりました。す、すごい。しかも現役!原作は『アマロ神父の罪』のエッサ・デ・ケイロス。
リスボンを出発した列車の中、会計士のマカリオ(リカルド・トレパ)は隣の席に座る婦人(レオノール・シルヴェイラ)に、ある打ち明け話をはじめます。妻や友人にも話せないことでも、他人になら話せるというわけです。
彼の仕事場は、叔父フランシスコ(ディオゴ・ドリア)の経営する高級洋品店の2階。ベランダ越しに見える向かいの家には、中国風の扇を手にする1人のブロンド少女の姿が見えます。その美しさに恋するマカリオ。
なんとかして少女に近づきたいと思い、あれこれ画策するのですが…。美しい少女の名前は、ルイザ(カタリナ・ヴァレンシュタイン)。母親のヴィラサ夫人(ジュリア・ブイセル)、会員制サロン…映画のキーワードはなんとなく妖しい感じ。
それにしても、映画の公式HPが見つかりませんでした。うむ。さらに少女の持つ扇は、どう見ても団扇(うちわ)。中国風ですが、どうです?
別れた恋人との間に娘をもうけたアーリン夫人。時は過ぎ、社交界デビューした娘はウィンダミア卿夫人となります。再び登場したアーリン夫人は、ウィンダミア卿とも噂が立つ、恋多き女性。娘と母との秘めたる関係、小道具の豪奢な扇…。
ルビッチの方は未見ですが、リメイクの「理想の女(ひと)」(04)は見ました。マイク・バーカー監督、スカーレット・ヨハンソンが娘メグ役、アーリン夫人はヘレン・ハント。舞台を1930年のイタリア社交界に変え、主人公たちはNYからやって来ます。
“扇”は母娘の証。映画を未見の方は、ぜひ確認してみてください。で、どうして“扇“かというと、キアラ・マストロヤンニ主演「クレーヴの奥方」(99)の監督マノエル・デ・オリヴェイラの最新作が、扇を小道具にしているんです。
「ブロンド少女は過激に美しく」(09)…ちょっとタイトルも過激ですが、ご想像通りの作品かも。監督は、1908年12月11日ポルトガル出身の巨匠。08年に100歳になりました。す、すごい。しかも現役!原作は『アマロ神父の罪』のエッサ・デ・ケイロス。
リスボンを出発した列車の中、会計士のマカリオ(リカルド・トレパ)は隣の席に座る婦人(レオノール・シルヴェイラ)に、ある打ち明け話をはじめます。妻や友人にも話せないことでも、他人になら話せるというわけです。
彼の仕事場は、叔父フランシスコ(ディオゴ・ドリア)の経営する高級洋品店の2階。ベランダ越しに見える向かいの家には、中国風の扇を手にする1人のブロンド少女の姿が見えます。その美しさに恋するマカリオ。
なんとかして少女に近づきたいと思い、あれこれ画策するのですが…。美しい少女の名前は、ルイザ(カタリナ・ヴァレンシュタイン)。母親のヴィラサ夫人(ジュリア・ブイセル)、会員制サロン…映画のキーワードはなんとなく妖しい感じ。
それにしても、映画の公式HPが見つかりませんでした。うむ。さらに少女の持つ扇は、どう見ても団扇(うちわ)。中国風ですが、どうです?