だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

デューラーの版画たち

2010-09-22 21:56:18 | 展覧会
国立西洋美術館の建物は、フランス人のル・コルビュジエ氏による設計。1959年(昭和34年)3月完成、6月開館、一般公開開始。株式会社川崎造船所の社長、松方幸次郎氏の松方コレクションが有名。常設展で見ることができます。

1979年(昭和54年)11月、前川國男氏設計による新館が完成。1989年(平成元年)年6月、開館30周年記念としてロダンの『地獄の門』を設置。2008年には“世界遺産登録”を目指し、活動が起こりました。

2007年(平成19年)には、国の重要文化財(建造物)に指定されています。この美術館に行くたびに、玄関先のオーギュスト・ロダン作“考える人” “カレーの市民” “エヴァ” “地獄の門”などに出会えます。彫刻が苦手な人も見る価値あり。

ここはお気に入りの美術館のひとつです。企画展の後には、常設展も必ず見に行きます。お勧め。この秋の展覧会は、「アルブレヒト・デューラー 版画・素描展」です。デューラーと言えば、ドイツルネサンス期に活躍したドイツ美術史上最大の画家。

同名の父アルブレヒトは、金銀細工師。息子のアルブレヒトは、1471年ドイツのニュルンベルクに生まれます。(1528年没)多くの自画像を残していて、その姿を知ることできるんです。意外と美形?絵画の他に、版画も多く描いています。

今回の展覧会は、そのデューラーの版画、素描を集めたものとなっています。オーストラリア、メルボルン国立ヴィクトリア美術館から105点、国立西洋美術館の版画49点、ベルリン国立版画素描館から3点の素描を加え、計157点が展示。

ポスターになっている『岐路に立つヘラクレス』(1498年頃)、『ネメシス(運命)』(1502年)、『4人の魔女』(1497年)、『ある女性の肖像』 『頭蓋骨のある紋章』(1503年)、『受胎告知』(1503年頃)、『メレンコリアⅠ』(1514年)など。

デューラーが芸術で重要とした“宗教” “肖像” “自然”。展示もそのようになっています。見事な版画、素描。細かい!小さいのがネックだけど…。
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