だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

名曲に秘められた真実

2011-02-04 20:20:19 | 映画
ヨアン・グリフィズは、1973年10月6日イギリスのウェールズ・カーディフ出身。ハリウッド映画「ファンタスティック・フォー〔超能力ユニット〕」(05)のMr.ファンタスティックこと、リード・リチャーズ役で人気のスター。続編「銀河の危機」(07)もあり。

「オスカー・ワイルド」(97)でデビューし、TVM「ホーンブロワー 海の勇者」(98、00、02)シリーズで主役ホレイショ・ホーンブロワーを演じました。その容姿から受ける印象は、歴史劇がお似合いの古風なイメージ。リード役には驚いたけど。

アントワーン・フークア監督「キング・アーサー」(04)ではランスロットを演じ、オリヴァー・ストーン監督「ブッシュ」(08)では、イギリス首相トニー・ブレアを演じています。やっぱり、ちょっと時代を遡ってのコスチューム物が良いですね。

2006年のトロント国際映画祭のクロージング作品として初公開され、07年イギリス議会が“奴隷貿易”廃止から約200年の年に公開されたのが、「アメイジング・グレイス」(06)です。うむ、あの有名な歌ですね。“すばらしき恩寵”という意味だそう。

1725年出身のイギリス人ジョン・ニュートンが作詞(作曲者は不明)。この歌の誕生を背景に、奴隷貿易について描いた本作。18世紀、実在の政治家ウィリアム・ウィルバーフォース(グリフィス)と友人の政治家ウィリアム・ピット(ベネディクト・カンバーバッチ)。

2人はイギリスの主な収入源となっている奴隷貿易に心を痛めていました。ウィルバーフォースは現状を打ち破ろうと、リーダーとして無謀とも思える闘いに立ち上がります。少数ながらも、志を同じくする仲間に支えられながら…。

そんな時、気丈で美しい女性バーバラ・スプーナー(ロモーラ・ガライ)と出会います。2人はお互いの人生観に惹かれ合い、恋に落ちます。彼女を得て、ますます闘いに全力を注ぎますが、想像以上の苦戦を強いられるのでした…。

ウィルバーフォースの師、ジョン・ニュートン(アルバート・フィニー)の作詞した“アメイジング・グレイス”。この名曲に秘められた不思議な力。映画は不屈の精神、夫婦の愛などを美しい旋律にのせて観客に届けます。

監督は「ナルニア国物語/第3章アスラン王と魔法の島」(10)のマイケル・アプテッド。マイケル・ガンボン、キアラン・ハインズ、ルーファス・シーウェルと共演者も濃厚。見ましょう!
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