２２発の銃弾

映画好きには、お気に入りの映画館があります。かつて渋谷の東急文化会館にあった、パンテオンや渋谷東急などの映画館。今、ヒカリエが建築中で、中にはオフィスの他、劇場やホール、レストラン、ショップがオープンします。

映画館はないみたい。それから大好きだった恵比寿ガーデンシネマは、１月２９日で休館になりました。閉館ではないので再開に期待しています。それから道玄坂にあるシネセゾン渋谷が、２月２７日をもって閉館されます。

渋谷を地元にしている身には、淋しい限り。また、東宝系の渋東シネタワーは現在改装中。４つある劇場の１、２が２月２日から工事中で７月１６日から再開予定。３-Ｄ上映館になるんですね。“ＴＯＨＯシネマズ渋谷”に変わります。

ちなみに１、２の改装が終わると３、４を改装するそう。そんなわけで映画によっては、新宿にお出かけせねば…。フランス映画「バレッツ」（１０）も、新宿のバルト９だけの上映です。監督は、俳優出身のリシャール・ベリ。

かつてマルセイユの街を支配したマフィアのボスだった、シャルリ・マテ（ジャン・レノ）。足を洗って現在は、愛する家族と平穏な生活を送っています。ところがある日、何者かによって２２発もの銃弾を浴びてしまいます。

生死をさまよったシャルリでしたが、一命を取りとめ奇跡的に生還します。いったい誰が、なぜ自分を撃ったのか？シャルリが引退した後も、彼を慕うカリムたち３人が犯人捜しを始めます。そして突き止めた黒幕。

それは、シャルリの少年時代からの親友トニー・ザッキア（カド・メラッド）でした。果たして、シャルリやカリムたちの運命は？ジャン・レノと言えば「レオン」（９４）が有名ですが、ここでもジャン・レノの優しさが…。

幼い息子が誘拐され、二度と元の世界には戻らないと誓った男の決意を見せてくれます。そんなジャン・レノはカッコイイ！カド・メラッドは、「コーラス」（０４）「幸せはシャンソニア劇場から」（０８）「プチ・ニコラ」（０８）に出演。

コメディアンとして活躍した彼の新境地、楽しみです。製作はもちろん、リュック・ベッソンです。