だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

奥さまのおかげ

2011-04-22 14:00:32 | 映画
2010年8月のこと。「ウォール街」(87)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマイケル・ダグラスが、末期の咽頭がんを患っていることを公表。折しも続編の「ウォール・ストリート」(10)の公開前でした。

たとえファンでなくても世界中に衝撃が走り、もうあのかすれた独特の声が聞けなくのなるのかしらとか、そもそも俳優としての演技も見れなくなるのかしらと心配したものです。

しかし2000年に結婚した奥さま、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの献身的なサポートを得て、今年1月がんを克服したことを発表。抗がん剤治療と放射線治療って早期発見ならば、本当に有効なんですね。

1944年9月25日俳優カーク・ダグラスの息子として、ニュージャージー州で誕生。TV「サンフランシスコ捜査線」(72~77)で注目、ミロス・フォアマン監督、ジャック・ニコルソン主演「カッコーの巣の上で」(75)の製作を担当。

プロデューサーとして認識後、「コーマ」(77)「チャイナ・シンドローム」「ランニング」(79)「密殺集団」(83)「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」(84)と続きます。「危険な情事」(87)は衝撃的でしたね。

そのダグラスの最新公開作が、「ソリタリー・マン」(09)です。まだ、がん公表前の作品。“ソリタリー”とは、ひとりだけの…とか、ひとりぼっちの…とかの意。つまり、孤独な男のことなんですね。

監督は、「オーシャンズ13」(07)の脚本家ブライアン・コッペルマンとデヴィッド・レヴィーン。製作は「オーシャンズ11・12・13」(01、04、07)シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ。

かつて凄腕のカーディラーだったベン・カルメン(ダグラス)は、50代後半のニューヨーカー。大学時代の恋人ナンシー(スーザン・サランドン)と結婚したけど、離婚。娘のスーザン(ジェナ・フィッシャー)と孫に会うことは許されていました。

そう!彼はわが道をゆく無類の女好き。現在の恋人ジョーダンの父親は、大手自動車メーカーの役員。なんとか業界にカムバックしたいベンは、そのチャンスを狙っていました。

しかし、ベンの欲望は抑えられず…。やっぱりね。かつてのダグラスにかぶるネタではあります。他にメアリー=ルイーズ・パーカー、ジェシー・アイゼンバーグ、ダニー・デヴィート共演。老いてもカッコイイ?
コメント
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