だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

余命2か月を生きる…

2011-04-29 15:29:52 | 映画
スペインの俳優ハビエル・バルデム(本名:ハビエル・アンヘル・エンシーナス・バルデム)は、1969年3月1日 スペインのカナリア諸島ラスパルマス出身。祖父母の代から俳優という芸能一家に生まれます。

ジェームズ・メイソン、メリナ・メルクーリ、ハーディ・クリューガー主演「太陽が目にしみる」(65)を監督したフアン・アントニオ・バルデムは、叔父さん。6歳からスタートし、ビガス・ルナ監督「ルルの時代」(90)でデビュー。

ペドロ・アルモドバル監督「ハイヒール」(91)、ビガス・ルナ監督「ハモン・ハモン」(92)「ゴールデン・ボールズ」(93)などで活躍。私がはじめて見たのは、レイナルド・アレナスの原作をジュリアン・シュナーベルが監督した「夜になるまえに」(00)。

キューバ出身の亡命作家でホモセクシャルだった彼が、死の直前に綴った自伝を元にしています。実はそのことよりも、ジョニー・デップ、ショーン・ペン、マイケル・ウィンコット共演で興味を持ちました。

この作品で、ハビエルはアカデミー賞主演男優賞にノミネート。ヴェネチア国際映画祭では男優賞受賞。ちょっとゴツイ顔にゲイの演技。いっぺんで覚えました。他にマイケル・マン監督、トム・クルーズ主演「コラテラル」(04)

ミロス・フォアマン監督「宮廷画家ゴヤは見た」(08)、マイク・ニューウェル監督「コレラの時代の愛」(07)、そしてコーエン兄弟の「ノーカントリー」(07)で、 アカデミー賞助演男優賞受賞を果たします。おめでとう。

「それでも恋するバルセロナ」(08)「食べて、祈って、恋をして」(10)と続きます。スペインからアメリカに活動範囲を広げながら、母国スペインでの映画作りも忘れません。アレハンドロ・アメナーバル監督「海を飛ぶ夢」(04)では、外国語映画賞を受賞。

BIUTIFUL ビューティフル」(10)は、製作・監督・原案・脚本をアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが担当。本年度アカデミー賞主演男優賞と外国語映画賞にノミネート。

大都市バルセロナ。都会の片隅で暮らすウスバル(バルデム)。彼は薬物中毒で情緒不安定の妻マランブラ(マリセル・アルバレス)と別れ、2人の子供アナ(ハナ・ボウチャイブ)とマテオ(ギレルモ・エストレラ)と暮らしています。

生きるためにどんな仕事も請け負う毎日。ある日、ウスバルは末期がんを宣告されます。余命2か月。カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞のハビエルの演技。見逃すわけにはいきません!
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