だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本当のアンネ・フランク

2012-04-10 21:12:21 | 映画
私たちが知っている『アンネの日記』は、第2次世界大戦時、ユダヤ人の少女アンネ・フランクが屋根裏部屋に家族と共に隠れ住み、やがてナチスに見つかり収容所に入れられるというお話でした。

実際に本を読んだ方はもっと詳しくご存じだと思いますが、いざというとあんまり知らないことばかり。どこの国のお話なのか、アンネの家族はどんな構成だったのか、アンネはいくつだったのか…

見つかったきっかけが密告だったとか、そういう状況でなぜアンネの日記が後世に残ったのか?疑問は尽きません。映画ファンには、ジョージ・スティーヴンス監督の「アンネの日記」(59)が有名。

ジョージ・スティーヴンス監督は、「陽のあたる場所」(51)「シェーン」(53)「ジャイアンツ」(56)の監督。さずがにリアルタイムでは見ていませんが、たぶん名画座で見たと思います。

アンネ役はミリー・パーキンス、姉マーゴットをダイアン・ベイカー、同居のユダヤ人家族ファン・ダーン夫人をシェリー・ウィンタース、息子のピーターをリチャード・ベイマーが演じていました。

それもかなり昔のこと、記憶もあいまいになってます。『アンネの日記』はTVMになることはあっても、なかなか劇場公開作品はなかったのですが、イタリアから「アンネの追憶」(09)が公開されます。

原作は、アリソン・レスリー・ゴールド著『もうひとつの「アンネの日記」』。監督はアルベルト・ネグリン、音楽を名匠エンニオ・モリコーネ(1928年ローマ出身)が担当しています。

本著は、アンネの同級生で1番の仲良しだったハンナ・ホスラーが語ったアンネの思い出と、ナチス占領下でのハンナ自身のつらい体験、『アンネの日記』に隠されていた真実が書かれているそう。

1935年、アムステルダムの小学校に通うアンネ(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)とハネリ・ホスラーは親友同士。アンネは13歳の誕生日に1冊の日記帳をプレゼントされます。

やがてナチスのユダヤ人迫害が厳しくなり、父オットー(エミリオ・ソルフリッツィ)は妻エーディトや娘たちと経営する会社の隠れ家へ。そしてゲシュタポがやって来て…。もう一度、アンネの物語を知りましょう!
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