Ｋは、いずこ？

俳優ウィル・スミスは、ラップミュージックのスターからＴＶの世界へ進みます。１９９０年から、シットコムと呼ばれるシチュエーション・コメディに主演し大ヒット。６シーズンも続いたそうです。

映画は、ダーモット・マローニー主演「ハートブレイク・タウン」（９２）の端役でデビュー。ジョン・グェア原作をフレッド・スケピシが監督した「私に近い６人の他人」（９３）では、準主役を演じました。

ストッカード・チャニングとドナルド・サザーランド、イアン・マッケランを相手にシドニー・ポワチエの息子を名乗る青年を演じ、しっかり印象を残しました。これは未見の方には、ぜひお勧め。

「バッドボーイズ」（９５）「インデペンデンス・デイ」（９６）「エネミー・オブ・アメリカ」（９８）と順調に飛ばし、「ＡＬＩ アリ」（０１）でアカデミー主演男優賞にノミネート。「メン・イン・ブラック」（９７）でブレイク！

バリー・ソネンフェルド監督の「ＭＩＢ」はＳＦアクションコメディとして世界中で大ヒットし、０２年に続編の「メン・イン・ブラック２」が作られました。トミー・リー・ジョーンズとのコンビは、絶好調！

しかし、記憶を消し引退したＫ（トミー・リー・ジョーンズ）は郵便局員に…。地球の危機を救うのはＫとＪ（ウィル・スミス）しかいないのです。詳しくは映画を見ていただくとして…。３作目の登場です！

スタッフは、製作総指揮の１人にスティーヴン・スピルバーグ、バリー・ソネンフェルド監督、音楽のダニー・エルフマン。いつもと同じ。「メン・イン・ブラック３」（１２）では、なんとタイムスリップしちゃうのです。

ＭＩＢの仕事は、人類にまぎれて地球に生息するエイリアンの行動を監視すること。日夜仕事に励むＫとＪでしたが、ある日、Ｋの姿がない！？いったいどこに？単独で動くＫを不審に思っていた矢先のことでした。

上司のＯ（エマ・トンプソン）から、４０年前に“Ｋは死んだ”と聞かされたＪは、過去へジャン～プ！そこで出会ったのは、若き日のＫ（ジョシュ・ブローリン）。果たして事の真相を見つけることはできるの？

リップ・トーンのエージェントＺの他、若いＯにアリス・イヴも共演。トミー・リー・ジョーンズは日本人にも大人気。だって“宇宙人ジョーンズ”ですものね。本作も初の３Ｄ。まっ、いいですけど。