だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

国芳から、現代へ

2012-11-11 21:22:05 | 展覧会
2011年12月17日~2012年2月12日まで、六本木“森アーツセンターギャラリー”で開催された、「没後150年 歌川国芳展」。前期と後期があり、作品が変わるので2度行きました。

猫好きなので、どうも猫好きの画家には親近感があります。国芳もですが、レオナール・藤田も猫好きで有名。とにかく猫を描いた絵は、とても関心があります。そんなわけで国芳は大好き!

浮世絵の世界では、他にも橘守国、歌川広重、歌川芳藤、月岡芳年、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)などたくさん。今年6月1日~7月26日まで、大田記念美術館でも猫の展覧会がありました。

それが「浮世絵猫百景 国芳一門ネコづくし」でした。見ました?この年末年始、横浜美術館では、「はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」を開催しています。はじまってますよぉ~!

江戸末期を代表する浮世絵師、歌川国芳の斬新な造形性に注目し、その一門や系統にどのように受け継がれ、さらに新たな展開を見せていったかを紹介します。江戸末期から昭和初期へ。

それは、日本画、油彩画、水彩画、版画、刊本(かんぽん)などの作品に渡ります。本展では、4つの章から構成されています。第1章:歌川国芳と幕末明治の絵師たち/

第2章:歌川国芳と日本画の系譜/第3章:歌川国芳と洋風表現:五姓田芳柳とその一派/第4章:郷土会の画家たちと新版画運動。展示される国芳作品には、『宮本武蔵の鯨退治』(弘化4年頃)

『本朝水滸伝豪傑八百人一個 天眼礒兵衛』(天保2年頃)。月岡芳年『風俗三十二相 いたさう 寛政年間 女郎の風俗』(明治21年/1888)、鏑木清方『春のななくさ』(大正7年頃)

川瀬巴水『東京十二題 木場の夕暮』(大正8年/1919)、伊東深水『暮方』(昭和7/1932)、渡辺幽香『幼児図』(明治26年)、歌川芳虎『呉服屋清七 五代目尾上菊五郎 俳名梅幸』(明治2年)

国芳が与えた江戸のスピリットは、現代の見る者に強い印象を与えます。本展約250点の作品も前期、後期で展示作品の入れ替えがあります。1989年から開館100本目の企画展。見ましょ。
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