だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

パイとパーカーの227日

2012-11-23 20:46:02 | 映画
台湾出身の映画監督と言えば、アン・リー監督ですね。大好きな監督です。そのフィルモグラフィーは、とっても素晴らしい!監督デビューは、脚本、製作も務めた「推手」(91)でした。

続く「ウェディング・バンケット」(93)と共に、台湾とアメリカの2つの国籍、言葉、ゲイ、市民権、結婚…と、いろいろなカルチャー問題を優しいまなざしで見つめ、描く台湾映画でした。

3作目が「恋人たちの食卓」(94)で、この後アメリカ、イギリスで活躍します。ジェーン・オースティン原作を主演のエマ・トンプソンが脚色し、アカデミー賞脚色賞受賞の「いつか晴れた日に」(95)

リック・ムーディ原作「アイス・ストーム」(97)、ダニエル・ウッドレル原作「楽園をください」(99)、久々に中国を舞台にしたワン・ドウルー原作「グリーン・デスティニー」(00)

ジャック・カービー&スタン・リーのアメコミが原作の「ハルク」(03)、アカデミー賞監督賞受賞のアニー・プルー原作「ブロークバック・マウンテン」(05)、チャン・アイリン原作「ラスト、コーション」(07)

エリオット・タイバー原作「ウッドストックがやってくる!」(09)…。台湾時代を除くと、原作物が多いのに気付きますね。最新作もそう。イギリスのブッカー賞を受賞した、ヤン・マーテルのベストセラー小説

2001年発表のベストセラー小説『パイの物語』を映画化した、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(12)です。インドのボンディシェリで動物園を経営する、両親と16歳の息子のパテル一家。

一家は、カナダのモントリオールに移り住むことに…。父(アディル・フセイン)母(タブー)、パイ(スライ・シャルマ)は、多くの動物たちと貨物船に乗り込むのですが、嵐に遭遇、沈没してしまうのです。

たった1人、救命ボートに逃れ一命を取り留めたパイ。しかし、そのボートには“リチャード・パーカー”と名付けられたベンガルトラもいたのです!いったい、1人と1匹の運命は?果たして?

映画初出演のスライ・シャルマの成長したパイを演じるのは、イルファン・カーン。「その名にちなんで」(06)「スラムドッグ$ミリオネア」(08)に出演。ジェラール・ドパルデュー、レイフ・スポールも。
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