だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

フォンターナ広場で起きたこと…

2013-11-11 19:53:51 | 映画
映画を見ていると、知らない事件や出来事、人物に出くわすことがよくあります。たとえ知っていることでも、映像で見るとより理解が深まりますね。もちろん、映画はフィクションです。

すべてをそのまま信じてはいけませんが…。しかし、知らないことを知るのはうれしいことです。かつて、ジュリアーノ・モンタルド監督、ジャン・マリア・ヴォロンテ、リカルド・クッチョーラ主演

「死刑台のメロディ」(71)を渋谷東急文化会館地下の劇場で見た時、こんなことがあったのか…と深く印象に残りました。エンニオ・モリコーネとジョーン・バエズの歌が心を揺さぶりました。

もし未見で関心がありましたら、ぜひ。パオロ・クッキアレッリ原作、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(12)も、そんな作品。こんな事件があったなんて。

1969年12月12日のこと。イタリア、ミラノにあるファンターナ広場に面した“農業銀行”が爆破されます。午後4時37分発生、死者17人、負傷者88人を出した大惨事でした。

捜査当局は、無政府主義者グループによる犯行と断定。容疑者たちを次々に逮捕します。容疑者の1人、アナキストのジュゼッペ・ピネッリ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)。

爆破事件3日後、取り調べを進めて行く中、彼はミラノ警察署の4階から飛び降り死亡。これをきっかけに事態は急展開!警察は自殺と発表し、無政府主義者たちは他殺と言い張ります。

左翼団体のテロリスト“赤い旅団”は、ミラノの警察分署長ルイージ・キャラブレシ(ヴァレリオ・マスタンドレア )を殺害。果たして?実は、この事件の真相は明らかになっていません。

右翼団体が起こした爆弾テロは、無能な政府に対し民衆を暴動へ駆り立てようというものだとか。なんだかややこしい事件ですが、映画を見れば少しは理解できるかも…。

映画の公式サイトがないので、予告編はこちらから、どうぞ。まだまだ知らない事件や出来事、人物たち。映画はいろいろなことを教えてくれます。歴史の先生のよう、だから映画が大好き。
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